私がミュージカルを子どもに習わせた一つ目の理由は、
・ミュージカルを通して、言葉と身体を使って表現する喜びを感じて欲しかったから。
・表現を工夫していくことで、身も心もぐんと成長できるから。
という話をしました。
詳しくはこちらのブログで。
今回は、二つ目の理由として、
「ミュージカルは多様性や共感性を育む」
という点についてシェアしたいと思います。
ここ数年、「多様性」や「共感性」という言葉を
多くの場で、よく見聞きするようになりましたよね。
「日本は多様性を受け入れることが苦手だ」とか、
「共感性の乏しい若者が増えている」とか、
ネガティブな意見も聞こえてきます。
確かに、いろんなことが均質、同質になりがちな日本では、
意識的な多様性の教育は必要であろうし、
共感性を育む機会がもっと増えるべきだということもうなずけます。
この点、多様性や共感性を育む上でも、
ミュージカルは優れているなと思います。
ミュージカルの一つの舞台を作り上げるには、
さまざまな役が必要です。
老若男女、多種多様な価値観を持つ人々、
歴史上や架空の人物、
あるいは人間ではない生き物やロボット等になりきって、
声や体を使って表現していきます。
自分ではないもの、自分とは違う年齢や性別、
バックグラウンドを持つ「何者か」になり切って演じることが、
他者に思いを馳せる力を育み、多様性や共感性につながっていきます。
その観点から、ミュージカルは習い事の一つとして、
とてもお勧めだなと思います。
日本だと、大人も子どももミュージカルの経験のある方はごく限られているし、
まだまだマイナーな習い事でもありません。
一方で、欧米では、義務教育の一つとしてミュージカルや演劇が
一般教科となっていることも、珍しくないんですよね。
特にイギリスやアメリカなどでは、とても盛んなようです。
そうそう、英語絵本を読んでいても、
演劇をしている園児や小学生頃の子どもたちのシーンが出てくることがよくあり、
欧米での演劇は、私たち日本人にとってのそれよりも、
身近なものだということが分かります。
もちろん、欧米の教育が全面的に優れているわけでもありませんし、
何でも海外の教育を真似すればよいというものではないでしょう。
でも、多様性や共感性がますます必要とされるこの時代に、
ミュージカルや演劇の機会が日本に住むお子さんたちにも
もっと普通にあったらよいのではないかと感じます。
ミュージカルに少しでもご興味のある方は、
一度でよいので生の舞台を
お子さん自身の目で見る体験があるとよいですね。
次回のメルマガでは、
「英語と日本語のミュージカルどっちを習わせたい?」
について書きたいと思います。
お楽しみに(^^)/
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