「インストラクター養成講座」を連日開催しているのですが、
受講者様の方々の言語教育への意識が高いなと感心しています。
この養成講座は、英語絵本の読み聞かせを
学ぶのがメインの内容です。
英語絵本の読み聞かせをご家庭やお教室などに
取り入れていきたいということで受講されているのですが、
講座が進めば進むほど、
「英語も大事だけど、もっと日本語の教育にも力を入れたいです」
とおっしゃる方がとても多いのですよね。
特に、最近、ぐっと増えてきたなという実感があります。
日本語のリズム感を養うには、
どんなことが家庭でできるかという話の中で、
我が家で幼児期にやっていたことをお話ししたのですが、
ここでもその一部をシェアさせていただきますね。
その一つが「寿限無」を声に出して音読すると
いうものです。
「寿限無」はEテレなどでもよく流れているので、
ご存じの方も多いと思いますが、
落語の前座部分で語られる囃(はやし)のこと。
早口言葉や言葉遊びとして、
長く楽しまれている古典ですね。
「パイポ パイポ パイポの シューリンガン
シューリンガンの グーリンダイ
グーリンダイのポンポコピーのポンポコナの
長久命(ちょうきゅうめい)の長助(ちょうすけ)♪」
のように、言葉のもつリズムが面白く、
小さいお子さんでもすらっと暗唱してしまいます。
「声に出して読みたい日本語」で有名で、
音読教育の第一人者である斎藤孝さんによると、
「寿限無」のようなリズムのよい日本語の音が
たっぷりと体にしみこんでいる子は、
語彙のセンスが良くなり、
後々の言葉の伸びも良くなるそうです。
斎藤孝さんは、
Eテレの「にほんごであそぼう」の
総合指導者でもあります。
この番組を通して、
「寿限無」は全国に広まりました。
「寿限無」は2~3歳頃からも
音読できるのでお勧めです。
我が家の子どもたちも幼稚園時代に
楽しく声に出していましたし、
小学生になった今でも全文を覚えています。
じゃ、家庭ではどうやったらよいかというと、
2~4歳位のお子さんであれば、
親御さんが読み上げたものを耳で
聞いて覚えてしまうでしょう。
5歳以上で文字が読めるお子さんであれば、
親子で一緒に音読してもよいですね。
日本に住んでいれば、
日本語は自然と話せるようになりますが、
豊かな日本語が育つかどうかはまったく別の話。
日頃の会話だけではどうしても乏しくなりがちです。
豊かな日本語で書かれた名文や名作を
読んでいく必要があります。
そして、この重要性って日本に普通に住んでいると
意外と気がつきにくいのです。
気がつきにくいので、みなさん、
母語の教育は意外とないがしろにされがちなのですよね。
特に、乳幼児期の頃は、
どうしても、「英語!英語!」という気持ちなる
ご家庭が増えてきていますよね。
でも、たっぷりとした時間がある
乳幼児期だからこそ、日本語重視で
言葉を育んでいきたいなと思います。
その方がお子さんの可能性も広がりますし、
幸せです。
その点、音読協会のインストラクター養成講座を
受講される方はほんとうに感度が高く、
「さっそく寿限無をやってみます!」と
おっしゃってくださる方もいらっしゃいます。
「寿限無」は年齢を問わず面白いと感じられるので、
ぜひまだ読んだことない人はチャレンジしてみてくださいね。
次回のブログでは、「寿限無」の本のプレゼント企画も
お知らせしますのでどうぞお見逃しなく!
【養成講座 9月3日(土)全12回 土曜コース】
時間:9時~11時30分
養成講座の詳しい内容が分かる
説明会もございます。
<説明会日程>
講師:音読協会代表 本澤愛
参加費:1000円(資料代として)
参加者全員に英語絵本プレゼント!
上記の日程に合わない方はこちらからも個別予約が可能です。
早朝から深夜までお好きな時間をお選びください。
↓
それでは、今日もよい一日を!
♥・*:.。 。.:*・゚♡・*:.。 。.:*・゚♥♥・*:.。 。.:*・゚♡・*:.。 。.:*・゚♥
(社)音読協会公式メルマガ
絵本を取り入れたバイリンガル育児に関する情報や、
英語絵本のプレゼント情報を配信中。
↓お友達になってね!
♥・*:.。 。.:*・゚♡・*:.。 。.:*・゚♥♥・*:.。 。.:*・゚♡・*:.。 。.:*・゚♥