こんにちは。

 

英語絵本の読み聞かせ活動を行う

音読協会の本澤愛です。

 

 

今日で5月も終わりですね。

全国的に雨の多い日が増えていますが、

いかがお過ごしでしょうか?

 

 

さて、『はらぺこあおむし』などたくさんの

絵本を手掛けたエリック・カールさんが

今月23日に亡くなったニュースを聞いて、

とても悲しい気持ちになった方も

多かったことでしょう。

 

 

私も、数日気持ちが沈む感じでした。

 

 

でも、悲しみと共に、

天命を全うされた彼の存在が

うらやましくも感じました。

 

 

これまで世界の多くの人に

読まれ愛されてきた作品は、

今後も読み継がれていくことでしょうし、

 

 

読み継がれることで、

彼はみんなの心の中で

生き続けることでしょう。

 

 

エリック・カールさんの作品は、

私自身が子どもの時には、

読んでもらったことも、

自分で読んだ記憶もないのですが、

 

 

大人になってから、

たっぷりはまりました。

 

 

自分の子どもとだけでなく、

英語絵本の読み聞かせ会である

バイリンガル絵本クラブでも

何度も読み聞かせしてきました。

 

 

特に英語絵本を本格的に読み始めた

9年ほど前からは、

毎日と言っていいほど読んできたので、

 

 

ほんとうに身近な絵本たちであり、

常に新しい発見を与えてくれる絵本たちでした。

 

 

エリックさんの訃報を聞いた直後に、

家にある彼の作品を次々に引っ張り出してきて

ここ数日、ずっと一人で読み返しています。

 

 

彼の作品の約半分程度の

40タイトルは手元にあるのですが、

どれもこれも目を見張る高い芸術性を秘め、

いい味わいを持っています。

 

 

特徴的な絵だけでなく、

ライミングに凝っていたり、

言葉の選び方のセンスが光っていたり、

本文にも彼の魅力があります。

 

 

本メルマガやブログを読んでくださるみなさんに

是非、知って頂きたい本として

あえて1冊あげるとしたら、こちら。

 

 

 

『The Art of Eric Carle』

ペーパーバック

出版社:Philomel Books

 

 

 

 

これは絵本ではありません。

エリックさんの自伝集のようなものです。

 

 

私自身は彼の作品が誕生する背景を知りたくて、

7~8年前ほど前に購入しました。

 

 

私が持っているのは、大判のソフトカバー仕様のものですが、

ハードカバー版は、表紙まわりのデザインが少し違うようです。

 

 

この本には、エリックさんの幼少期頃のことや、

デザイナーとして活躍し始めた頃の話、

また、コラージュを用いた作品をどのように

作っていったのか等について詳しく書かれています。

 

 

写真も多用されていますし、

彼の絵本の作品の紹介もたっぷりされています。

 

 

この本のP47には、

 

「Like all true literature,

Eric Carle’s books are multilayered,

and a reader can find many different levels.」

 

 

という一文があるのですが、

まさにエリックさんの作品の特徴を

よく表していると思います。

 

 

エリックさんの作品は、

子供向けの絵本でありながら、

本質的な要素を含み、

子どもだけなく大人の心も

魅了する力を持っている。

 

 

そんな作品がとても多いですね。

 

また、この本のP15には、

エリックさんが小学校1年生の時に描いた

絵が載っているのですが、

 

 

構成がとてもしっかりしていて

才能の片鱗をうかがわせます。

 

 

ここに描かれている絵は、

まず、先生が「鶏」と「牛」の絵を描いて、

その周りに、小1のエリックさんが納屋や

牛が引く荷車などを描いていったそうです。

 

 

85年位前の子どもが描いた絵が綺麗な状態で

残っていることもすごいなと思いますが、

 

 

先生が彼の才能の芽の一部に寄り添ってくれている

ような感じがして、とても素敵だなと思いました。

 

 

人が天命を全うするには、

その人なりの個性を生かすことが必要であって、

その個性に自分が気づき、伸ばしていくためには

 

やはり子どもを育てる周りの

大人たちの存在が大きいのかも

しれないと思います。

 

 

 

そんなことをあれこれ考えながら

この本を読み返しています。

 

 

 

さらにこの本には、

子ども時代や青年時代のエリックさんの写真や、

日本を訪れた時のエピソードや、

日本の子どもたちと手をつないでいる

エリックさんの写真の他、

 

エリックさんご自身のお子さんのことなども

たっぷり盛り込まれていて、

ファンにはたまらない1冊です。

 

ぜひ、ご興味のある方は

読まれてみてください。

 

 

エリックさん、ありがとう。

 

心からご冥福をお祈り申し上げます。

どうぞゆっくりお休みください。

 

 

これからのエリックさんの作品が

多くの子どもたちに読んでもらえるように、

 

私たち音読協会のインストラクターは、

英語絵本の読み聞かせ活動をより一生懸命

頑張っていきたいと思っています。

 

 

 

また、エリックさんの作品を少しでもより多くの人に

読んでいただけるように、

 

来月にはエリックさんの英語絵本の

プレゼント企画を発表したいと思います。

 

 

準備が整いましたらまたお知らせします。

楽しみにしてくださいね!

 

 

 

<バイリンガル絵本読み聞かせ

インストラクター養成講座説明会>

 

英語絵本の読み聞かせスキルを学びませんか?

 

説明会にご参加いただいた方全員に

英語絵本1冊をプレゼント致します♪

 

 

6月3日(木)10時~11時

 

https://resast.jp/events/570189

 

6月7日(月)10時~11時

https://resast.jp/events/570191

 

 

上記の日程が合わない方は、

下記までお問い合わせください。

「お問い合わせフォーム」

https://resast.jp/inquiry/30624

別途調整させていただきます。

 

 

****

 

インストラクターまでは興味がないけれど、

まずは4時間で手早く英語絵本を学びたい方には

こちらの講座がお勧めです。

 

 

【赤ちゃんから始める英語絵本「初級講座」】

対象:0~3才のお子さんがおられるご家庭向け

<講座の詳細はこちら↓>

https://ondoku.jp/bilingual_reading_beginners_course/

 

 

【6歳から始める英語絵本「入門講座」】

対象4才~8才の少し大きいお子さんのおられるご家庭向け

<講座の詳細はこちら↓>

https://ondoku.jp/bilingual_reading_introductory_course/

 

 

各講座のスケジュール

は下記より

ご確認いただけます。

 

https://www.reservestock.jp/page/event_calendar/22732

 

 

スケジュールの中にご希望の講座の時間がない場合は、

下記の「お問い合わせフォーム」よりご連絡ください。

 

「お問い合わせフォーム」

 

https://resast.jp/inquiry/30624

 

 

また新しい素敵な出会いがありますように!

 

ご参加お待ちしております。

 

 

それでは今日も最後まで

お読みいただきありがとうございました!