STAY HOMEラブラブ こんな時だからこそ、お子さんと一緒に本を開こうラブラブ

 

 

もともとから

斜陽産業であった出版業界。

 

さらに、このコロナの影響

によって危機的状況へ。

 

 

お家にいる時間の中で

少しでも本を読む人が増える

ことを願って、

 

 

この際、英語、日本語の本、

子どもの本、大人の本を問わず、

 

 

実際に自分で読んでみて、

良いと思った本を紹介して

いきたいなと思います。

 

 

皆さんも本の感想等の

拡散をお願いいたしますね

 

 

さて、今日ご紹介したい本は、

 

アルベール・カミュの

『ペスト』です。

 

 

 

 

私が持っているのは、

新潮文庫で原文のフランス語から

宮崎嶺雄さんが翻訳されたもの。

 

 

アマゾンで購入可能ですよ。

配達されてくる箱や本にコロナ菌が

ついていないか心配な方には、

電子版もあるのでどうぞ。

 

 

 

さて、話の舞台は、

ペストによって都市封鎖された

フランス領アルジェリアの港町オンス。

 

 

 

人間がどのように、

ペストという「不条理」と向き合い、

そして乗り越えていけるのかを描いた名作です。

 

 

 

9年前の東北大震災の時にブームになって、

さらに今回のコロナでも再び注目されているので、

すでに読まれた方もいるかもしれませんね。

 

 

 

私が改めてここで書く必要がないほど、

解説がネット上にあふれていますので、

内容については特にここでは触れません。

 

 

 

ただ、まだ読んでいない方で、

特にお子さんをお持ちの方に

お勧めしたいという理由について

少しシェアしたいなと思います。

 

 

 

こちらのメルマガは、

絵本を主軸としたバイリンガル育児の

ヒントをお伝えする教育系メルマガなのに

 

 

なんで『ペスト』なの?と

思われる方もいるかもしれません。

 

 

 

しかし、大いに関係があると思うからこそ

本メルマガを書いている訳なのです。

 

 

人は常に不条理の中に生きている。

 

 

昔であればペスト、

そして現代であれば震災やコロナ。

 

 

時代は違いますが、

社会や人間に混乱をもたらした点については

おどろくほどの共通点があます。

 

 

それまで活況をていしていた経済活動が

一気に停止したときの社会の破綻の様子。

 

 

「一緒に困難を乗り超えよう」と連帯を呼びかける人がいる一方、

それは簡単ではないことが分かります。

 

連帯などできぬほどに、

人の心を乱すのが災害のおそろしさ。

 

 

共通点というか、

ほぼ同じゃん!と思うほどで、

 

 

あまりに感情移入しすぎて

のめり込むように読みなおしました。

 

 

オラン市の都市封鎖は9か月にも

及びましたので、

 

コロナの長期戦が予想される今、

気が付くところがありました。

 

 

不条理の中で、人々は何を思い

行動をするのかを文学を通して、

 

 

俯瞰的に疑似体験することは

とても意味のあることだなと思います。

 

 

この「俯瞰的」にという点

とても重要です。

 

 

ペストやコロナの渦中に

いる私たち人間は、

 

 

どうしても視野が偏狭になり、

一方向の立場思考したり判断することしか

できません。

 

 

特に長期戦になると判断が鈍くなってきます。

 

で、

 

このペストでは、

何人もの違った性格の人物が登場し、

 

それぞれペストに対して、

違う反応や行動をしていきます。

 

 

登場人物と自分を重ね合わせたり、

 

(私は、この本の中に登場する

作家志望で、下級役人のジョセフ・グランに

自分を重なる部分が多かったですねわんわん

 

 

あるいは、まるごと上部から

ながめるかのように読めるのが優れた文学であり、

 

この『ペスト』の魅力だと思います。

 

 

 

子どもたちがこれから生きる長い人生の中で、

コロナや大震災のような経験をするかもしれません。

 

災害にかかわらず、

悲惨なことが起こらない人生などないでしょうから、

 

物事を俯瞰的に見る力って、

生きる上でとても重要になることでしょう。

 

 

 

そんな子供たちに、

『ペスト』を読むことを勧めたい。

 

 

でも、350ページを超える長編ですから

子どもが読むのはまだまだ先ですね。

 

 

ならその前に、

 

 

お母さん、お父さんに

ぜひ読んでいただきたい。

 

 

 

子どもたちに読ませる最良の方法は、

「親がまず読んでみること」です。

 

 

 

これは、英語絵本の場合と同じであって、

なんどかこのメルマガでも

お伝えしていることです。

 

 

 

そして、お父さん、お母さんが読んだ本が

自宅の本棚に入っているその情景を

お子さんの頭に残すことがポイント。

 

 

本棚にある大人用の本の数と、

子どもの読書量には相関関係があると

いう研究データもあるほど、

 

 

 

親の読書習慣は、

子供に多大な影響を与えると言われています。

 

 

つまりは、

 

親の読書に影響を受けた子どもは、

自然に読書量が増えていきます。

 

 

そして、いつの間にかに、

言語の力も育っていくのですから。

 

 

で、どうせ本棚に並べるなら、

世界の名著がよいではないですか?

 

 

名作『ペスト』。

 

 

 

是非、読んでみてくださいね!

 

 

そして、どんな感想をお持ちになったかを

シェアしていただけたらなお嬉しいです。

 

 

 

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