先日、毎日100人以上の
お子さんの診察にあたっている
小児科の女性さんを
取材させていただき機会があり、
大変興味深いお話を聞くこと
ができました。
その先生曰く、昨今、
「日本でも栄養失調の子供が
とても増えている」というのです。(T▽T;)
しかも、その状態は、
離乳食時期の赤ちゃんから
はじまっていて、
子どもの成長にさまざまな
影響が出ていると言います。
しかも、ほとんどのお母さまが、
その危機的な状況に気が付いて
いないそうです。
特に、離乳食の時期が来ても、
実際に赤ちゃんに食べさせている
ものには、「鉄」や「亜鉛」など
成長に欠かせない栄養素が
めっきり足りていないのだそうです。
そもそもの、必要な「エネルギー量」も
ぜんぜん足りておらず、
足腰が細い「低体重の子」も
多いと言います。
そして、離乳食時期に、
いろんな食材を食べないで過ごして
しまうと、その後も食への関心が
広がらず、偏った「味覚」と「食癖」が
出来上がってしまうそうです。
このお話を聞いていて、
「離乳食って、絵本と似ているな」と
思いました。≧(´▽`)≦
赤ちゃんの時期から、
たっぷりといろんな絵本の
読み聞かせをしてもらった子どもは、
それぞれが持つ絵本の「味」を知り、
興味関心を高め、心と知が豊かに
育っていきます。
今流行りの書店の店頭にならぶ
絵本を数冊だけとか、
自分好みの絵本ばかりとか、
イラストがかわいい本だけで内容が
あまりない絵本を、
子どもも自分も気が向いた日だけ
ちょっと読むといった、
偏った(栄養)、しかも、
読む量も少ない(エネルギー不足)
といったご家庭が少なくありません。
赤ちゃんも子供も
自分では絵本の世界を広げることは
出来ません。
親が、
絵本のレパートリーを意識的に
広げていかなければ、
子どもは、毎日、
「おかゆに+ニンジン」に、
あるいは、
「うどん+ひき肉」
それに、
ときどき
「おやつのスティックパン」と
いったレパートリーの繰り返しで、
過ごすのと同じで、
まさに、「脳内の栄養失調状態」
を引き起こしてしまいます。
今、小学生、中学生、高校生、
そして、大学生、
さらに成人でも、
まともに本を読んで理解できない人が
どんどん増えていると言われています。
その一原因は、
本の離乳食時期である
絵本の読み聞かせの「質」と「量」に
あるのではないかと私は考えています。
いつもとちょっと違った絵本、
いつもよりちょっと長めの絵本、
できるだけ一緒に、
できるだけ赤ちゃんの時期から、
できれば10歳位まで、
子どもの理解を
確認しながら読む。
そんなお母さんの意識が、
お子さんに必要な栄養となり、
成長に必要なエネルギーを
与えることになるのでは
ないでしょうか?
<8月 バイリンガル絵本クラブ>
【本協会主催のクラブ】
・内容:エリック・カール特集
8月23日(木)府中 プラッツ10時30分~
読み手:本澤愛
料金:2000円
・内容:エリック・カール特集
8月29 日(金)稲城iプラザ10時30分~
読み手:本澤愛
料金:2000円
・内容:エリック・カール特集
【インストラクター主催】
8月21日(火)調布 たづくり 10時30分~
読み手:原奈央子
料金:2000円
・内容:エリック・カール特集
8月10日(金)国領 あくろす 10時30分~
読み手:荒川良子
料金:1500円
8月18日(土)国領 あくろす 10時30分~
8月18日(土)国領 あくろす 13時30分~
読み手:今井敏世
料金:1500円
8月19日(日)調布 たづくり 10時30分~
読み手:荒川良子
料金:1500円
8月28 日(火)仙川カフェAnmar 10時30分~
読み手:原奈央子
料金:1500円
・内容:エリック・カール特集
8月30日(木)国領 あくろす 10時30分~
読み手:荒川良子
料金:1500円
8月31 日(金)調布 カフェアオナ 10時30分~
読み手:原奈央子
料金:1500円
・内容:エリック・カール特集
各クラブの詳細:お申込みは
下記よりご確認ください。
https://ondoku.jp/events/event/
<バイリンガル絵本読み聞かせ初級講座>
【子連れOK!】9月6日(木)と9月20日(木)の2日間開講
バイリンガル絵本読み聞かせ初級講座 稲城iプラザ
<日時>
1回目:9月 6日(木) 9時45分~11時45分
2回目:9月20日(木) 9時45分~11時45分
合計講座時間:2時間×2回
料金:24000円(税別、テキスト、絵本込み)
1回目だけ受講希望の場合は、
10000円+3000円(税別、絵本、テキスト代)
となります。