こんにちは!
6歳までにバイリンガルの基礎をつくる
一般社団法人音読協会代表理事の本澤愛です。
本協会の現在の主な活動は、
「バイリンガル絵本クラブ」や
「絵本読み聞かせ初級講座」、
そして、その講座を受講したご家族だけが
参加できるバイリンガル絵本サロンで、
「英語絵本の読み聞かせ」を普及させることです。
でも、本協が掲げる理念は、
「本を通して、豊かな日本語力を有し、
国際社会で通用する英語力のある
子供を育てる。」
の通り、英語の力だけをつければ
良いということを謳ってはいません。
ところが、英語教育に熱心な親御さんの中には、
家では英語の本しか読まず、
日本語の本は一切買わないという方もおられます。
確かに、インプット量の観点だけから
みれば、英語絵本だけに集中したほうが、
よいということはあるかもしれません。
でも、我が家では、その方法をとりませんし、
協会としても推奨しません。
なぜなら、豊かな日本語力を養うためには、
まずは、日本語の絵本の読み聞かせが
欠かせないと考えるからです。
私は、書店や図書館で
数千冊の絵本を読み漁り、
どんな絵本があるのかを調べて周り、
そして、出産後すぐから、
いろんな日本語の絵本を読み聞かせ
てきました。
その成果だけとは言い切れないとは思いますが、
かなり豊かな語彙力のある
子供の成長しつつあるように感じます。
もちろん、わが子の例だけでは
説得力はかけるでしょう。
でも、すでに、多くの育児書の中で、
「日本語の絵本の読み聞かせの重要性」
が示されています。
特に幼少期における家での
読み聞かせは絶対に欠かせないものです。
英語教育に熱が入るあまり、
「我が家ではすべて英語の本です。
1冊も日本語の本はありません!」
というお母さんにお会いするたびに、
教育観の違いを感じます。
確かに、日本で育つ限り、
お家で日本語の本など一切読まなくても、
間違いなく、日本語は流ちょうに話せるようになり、
読み書きもできるようになるでしょう。
でも、そのような環境で育ったこどもの
日本語力は豊かになることがあるでしょうか?
「日本語も意識して育てていかないと伸びない」ということを、
もう少し、しっかりと意識していきたい。
それが、私たちの目指すバイリンガル教育だと思うのです。