どうして、私たち人間は何度も何度も戦争を
繰り返してしまうのでしょう....。

オリンピックの祭典も、
「もう二度と戦争はしない」のスローガンも、
非核への活動も、もはや、むなしく響き、悲しいです。


戦争は何のために始まって、何に向かっているのでしょうか?


どんな思いでロシア兵は銃を放ち、
勝利をするとしたら何を手に入れるのでしょうか?


勝利の末に願った未来は待っているのでしょうか?



「ぞうのエルマー」の著者である、
デビッド マッキー( David McKee)は
自身の戦争への憤りからインスプレーションして絵本を描いています。


一番有名な絵本で、広く読まれているのはこちら。


邦題は「せかいで いちばん つよい国」 
多くの本屋さんや図書館に置いてあると思います。

 

 



原書は「The Conquerors」
こちらは入手が困難なようで、
私もまだ読んだことがありません。


「せかいで いちばん つよい国」 は
絵本とは言っても、小学4年生の国語の教科書にも
採用されたことがあり、戦争について深く考えさせられる作品です。



内容は、せかいでいちばん、つよい国が世界中の人々を幸せにするために、
いろいろな国へ戦争をしに行き、征服していきます。


ところが、最後に残った小さな国に戦争に行くと、
その国には兵隊がいませんでした。


小さな国の人々は、大きな国の兵隊たちを歓迎し、
料理をふるまったり、遊びや歌を教え、
たっぷりともてなしました。


小さな国でしばらく過ごした大きな国の大統領が国に帰り、
息子に歌を歌います。


それはどれも小さな国の歌だったという結末です。


せかいでいちばんつよい国のひとが求めていたのは、
戦争相手の小さな国にありという皮肉と真実を伝えてくれます。


もう一作品はこちら。

「六にんの男たち—なぜ戦争をするのか?」

 

 

こちらは、私がもっとも感銘を受けた絵本の一つであり、
戯画風のペン画で描かれた寓話で、
これまでなんども読み返しています。


内容は6人の男たちが豊かさをもとめ、
豊かさを守るために戦争を引き起こします。

人間の欲望は増幅し、歯止めがかかりません。



戦争を繰り返してしまう人間の愚かさを見事に描いています。

今世界で起こっていることと全く同じエンディングに悲しさを感じます。

絵本ではありますが、ぜひ小学生のお子さんと一緒に読みたい
深い絵本です。
 

 

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