息子が小学校に入学して早くも1年が経とうとしています。
国語の教科書(1年下)光村図書出版の最後のパートは、
『ずーっと ずっと だいすきだよ』
ハンス ウィルヘルム (著), 久山 太市 (翻訳)。
原書は、『I'll Always Love You』。
息子は、基本的には自然科学系の本が好きなのですが、
この本は、犬の死について考えるとことがあるようで、
お話系ですが気に入っている作品の一つです。
国語の教科書の音読は毎日の宿題になっていて、
音読するのが最近の日課なのですが、
併せて、英語でも声に出して読んでいます。
国語の教科書と比べると
原書の方がイラストが大きいし、
教科書ではカットされている部分も
すべて入っています。
英文も読みやすくて、
すらっと読めるので心地よいようです。
息子の場合は、幼児期から英語絵本に親しんでいるので、
日本語でも、英語でも、どちらでもすらすら読めるのですが
どちらがより上手いかといえば、断然「日本語」です。
もし、息子が英語版を読んでいる姿をみたら、
すらすらに読めていてすごいなと思われる方もいるかもしれません。
でも、「読み」という4技能の一つに限っても、
息子の日本語と英語の力には大きな差があると感じます。
乳幼児から英語を始めているご家庭の場合、
「日本語と同じくらいに英語も身につけさせたい!」と
希望を頂く親御さんもめずらしくないと思います。
また、ネットなどにアップされている、
流ちょうに英語で話をするお子さんたちの動画などをみると、
驚いたり、うらやましく感じたりすることも多いと思います。
でも、冷静に考えて欲しいのです。
英語の発話にしろ、
リスリングにしろ、
読み書きにしても、
日本語と同じように英語力つけることって、
ほとんど不可能ですよ。
日本語は母語。
英語はあくまで外国語です。
そして、日本語のネイティブの子供でもあっても
ほとんど毎日にように、しっかり国語の授業があって、
さらに宿題があって、約10年(中学終了まで)で
ようやく社会でなんとか使える程度になるのですから。
(小学校に入って気がつくのは、本当に国語の授業が多いこと。
なぜなら、国語がすべての教科の土台ですから。)
その時間数は膨大です。
ですので、外国語である英語を少しやった位で、
日本語と同じレベルになんてならないですよ。
同じレベルどころか、
「英語ができるようになる」なんてことも難しいのです。
それでは困ると思って、
たくさんやらせようと焦って、
バイリンガル幼稚園や
インターのプレに通わせるご家庭も多いでしょう。
でも、たとえ乳幼児期に英語にたっぷり触れたとしても、
それだけでは、脆弱な英語力でしかありえまえん。
ましてや、日本語と英語が同じくらいのバイリンガルなんて、
「幻想」です。
ネットなどに公開されている動画などで観る
ペラペラキッズの英語もまた幻想。
英語ができるとは言えないレベルのものです。
表面的なバイリンガル信仰に陥らず、惑わされたりせず、
しっかりと言葉の力をつけていきましょうよ。
と、英語教育が加熱する昨今、改めて思うのです。
音読協会では、英語絵本の読み聞かせスキルを持った
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