あんときの話◇すがらない女 最終回 | 愛しの女神たちへ

愛しの女神たちへ

オンディーヌ・エステスペース オーナーブログです。

美肌はもちろん、本業で。
美髪はもちろん、リノキンで。
美生活はもちろん、プライベートを。

豊かで楽しく 元気になるブログを目指します^^

  


あんときシリーズ 第一弾 最終回を迎えました!


・・・・・・・・・・・・


ここで、視点を変えて 夫目線で現状を把握した場合・・



寝室で 

生後半年の娘と自分が 仲良く爆睡中の深夜に


壁を隔てた隣のリビングで 

妻と愛人が バトルロワイヤル ・・さらに!

自分のことを やるの 要らんだの・・

クズだの、最低だのと、こき下ろした挙句に、

一円の価値もない・・人間から生ごみにまでの降格人事・・


はっきり言って・・
聞こえていたら 布団かぶって震えながら泣いたことでしょう・・笑


当事者の女二人といえば


あ~いう時はもう廻りなんて見えてないし、気にもならないもので


とにかく相手との一騎打ち・・



精神的な ”どつきあい”

に、命かけてるので・・・そこらのお化けも出て来れません!


・・・・・・・・・・・・・・


さて・・出会いと逢瀬に関しての質問に対して

彼女の答えに 今度は私が 唖然! 



その後


二人ともが驚愕の結末を迎えることになります






どこで出会ったのか??

という質問に




ワタべっち::
「ご主人がまだ 〇〇〇ホテルに勤めていた時に、そこで出会って

毎回宿直の時に、そのホテルで逢ってたから

全然人目を気にすることもなかったです。いまは・・外で会ってるけど」




彼女のこの答えが これまでのすべての現状を覆すことになりました!





ワタシ::
「????????ちょっと待ってよ??????

うちの旦那・・・〇〇〇ホテルでなんて働いてたことあるの??」

お前が聞いてどうする って感じですが、不覚にも聞いてしまった








ワタべっち
「・・・・・え?・・・・・・・・・」



キャサリン::
「ちょっと待て・・お前の相手は誰やねん!!??」




自宅の電話番号を知っている

私の名前を知っている

この2点から 彼女の「あの人」・・というのは

隣で寝ている「やつ」・・・だと、信じてしまったんだけど・・


違うの???


キャサリン::
お前の相手は・・どこのどいつやねん!!??






ワタシ::
「あの・・うちの旦那はホテルマンなんてしたことないよ・・

あんた・・誰かと間違えてない??



ほんの数秒後に・・


ワタべっちが・・・悲壮な声を上げた・・

ああああああああああああ・・・・」


あの時の声を・・実は今でも忘れられないでいます・・





叫んだあと・・彼女は電話を一方的に切りました。

今なら追跡できたでしょうが・・

「ちょっと待って!切らないで!!」・・と 叫んだ私の声は もう彼女には

届きませんでした。



訳がわからないまま 狐につままれたような気分で
(実際、キツネにつままれたことはありません)




こうなったら・・隣で寝ている・・「奴」に 真相をぶつけるしかない!!

と・・決心して 寝室に向かいました
(といっても 5歩歩いたら寝室だけど・・)




マジで 爆睡してました・・ヤツ!


叩き起こすのはかわいそうだったので
(ゴミ扱いしてたくせにです


ゆさゆさと 肩を揺さぶって




ワタシ::
「ねー、ちょっといい?起きてくれる??」

と、声をかけると





夫::
「あ?ああ・・もうミルクの時間かね・・」

・・と、娘の授乳時間と思って慌てて起き上がりました





キャサリン::
「ちゃうわ!!お前の尋問の時間だ!

・・?どうみても・・こいつが愛人つくって隠し通したとは思えんな・・」





ワタシ::
「違うんよ…実は今さ・・ワタベっていう若い女から電話があって

別れてやるから100万で手を打てっくれって言ってきたんだけど

なんでそんな電話がかかってくるんやろ?こんな寒い、夜の夜中に!」

と・・寝起きで頭が回らない夫にたたみかけましたところ







夫::
「わたべ??知らんそんなん」







ワタシ::
「でも、うちの電話番号を知ってたし、私の名前まで知ってたんよ!

隠してるなら早いうちに吐いた方が 身のためやぞ!」







夫::
「ほんと・・知らんて~・・ミルクの時間じゃないんならもう寝る!」








ワタシ::
「待て!! 〇〇〇ホテルに勤務しているときに出会ったって言ってた!

勤務先・・ウソついてたん?」



夫::
「なわけないやろ!・・ん???

〇〇〇ホテル???  それやったら シンイチやろ・・」






ワタシ&キャサリン::


すべての謎が
解けた~~~!!!


じつは夫には 世間で札付きの 女たらしの従兄弟がいたのです!

そいつが うちの電話番号と私の名前を 愛人に教えていたのが
この事件の発端でした!

あンの・・・腐れ外道ぐぁぁぁぁ~~~
どうしてくれよぅぅぅぅぅぅぅぅ


すぐに布団にくるまって寝てしまった夫を横目に・・

一睡もできぬまま夜を明かしました。

朝になって 再度事の詳細を話すと
夫のヤツ! こともあろうに 従兄弟をかばいやがった!

「ま・・シンイチもこれに懲りて少しは大人しくなるやろ・・

この事は黙っといてやって。事を大きくしてもなんやけ・・」



ワタシ::
「わかった!この後、家に電話して奥さんに全部話してから

本人に聞いてみる!」



夫::
「いや・・電話とかせんでやって!面倒なことになるけ」



ワタシ::
「あの男はわたしが地獄に叩き落とす!かばうならあんたも、

あんたの親兄弟も全員地獄行きじゃ!

いいか!!このあと、ワタシをけして止めるな!!

行ってらっしゃい気をつけてね!!!」


私の眼の中に

マジ の炎をみた夫は 

その後 言葉もなく出かけていきました


なんかわかんないんですけど・・ワタべっちの無念を

ワタシが晴らしてあげたい・・と、思った次第でして・・


夫に宣言したとおり 一時間後に電話しました。


思った通り、奥さんが電話を取ったので、昨晩の話を一通りして

「手切れ金100万でいいらしいけど、23の子を2年も騙したんだから

払ってやってほしいのよ・・で、本人そこにいる?」・・といった。


奥さんとは時折話してたし、

自分の旦那の女癖の悪さは熟知してる人なので、あまり動じることもなく

本人を電話に出してくれた・・



当人は 知らぬ存ぜぬを言い通していたけど

私の追及に 仕方なく認める供述をし始めました・・・

当然・・・夫の親にも言いましたし、本人の親兄弟にも言いました。



一つの何の罪もない家庭が壊れる寸前だったんですよ!!

許せるわけないでしょう!



夫の身内であろうと構うことあるもんか!

文句があるならかかってきやがれ!どいつもこいつも

首!跳ね飛ばしてくれる!!


私の剣幕に 旦那の親戚一同・・陰口は言ったかもしれませんが

誰一人、文句を言ってくる人はいませんでした

当り前よ!!!

で・・

その後・・・ワタべっちがどうなったのかは 知る由もありませんが


あの時、精神的どつきあいをやりながら

究極の選択を迫られたとき・・たとえ夫を失ったとしても

自分の中の正義は曲げれなかったのだな・・と、


そういう自分なのだな…と、確認できた事件でした。




子供を抱えた身で 夫という経済的柱を失ったら

生きていくには とても大変だったに違いありませんが


それでも 自分を殺して生きる道は選ぶことができませんでした。


人生をプランニングするのは自分です


で、あるならば・・・



自分が進むべき道くらい・・自分で決めなきゃ




人のために生きるのではなく


自分のための人生を生きたい!



あんとき・・・心からそう思いました




29才・・・若かりし頃のマリエの物語








注::若いころのお話しですからね・・・

今では少し違ってきていて

どうでもいいことは 見て見ないふりもできるようになりました・・・



あんときの話


第一章



おわり