サンタクロース考察 | 酒屋のバカ旦那がラノベ作家を目指すのこと

酒屋のバカ旦那がラノベ作家を目指すのこと

ライトノベル作家、小野寺広目天のブログです。
酒屋のバカ旦那として地元ではちょっとしたカオですが、やってることはヒマな時間に小説を書いて応募していたおさぼりさんです。
受賞はしましたが本を出すまではタイトルはこのままです。

「サンタさんって世界中の子どもたちに1人でプレゼントを配ってるの?」

よくある話だ。サンタなんかいないって子どもが誤解し始めるころに考えそうな話の一つ。

とはいえ、なんとなくのイメージじゃなくてしっかり計算してみよう。数字はウソをつかない。

 

世界中の子供がだいたい21億人くらい。

それに対してサンタクロースは1人。いやさすがにそれはきつい。小学校1つ分だとしても1人じゃきつい。

ここではグリーンランド国際サンタクロース協会の120人という数字が正しいとことにしよう。だって国際協会なんだもの。

120人のサンタクロースが横並びに地球を回ったとして、1人あたり1750万人の割当になる。24時間かけたとしても1時間に72万人。おお、ちょうど72万。

いや、これは間に合わない……。

公認サンタクロース試験の想定によれば、子ども1人にかけられる時間は2分。それが1750万人ぶんなので60年くらいかかっちゃうということになってしまった……。

 

しかし、よく考えてみたらこんなイラストを見たことがある。

(IllustratorAC)

 

サンタ魔法で、放り投げたプレゼントが窓をすり抜けて枕元やツリーの下に飛び込むというこの方法なら可能なのではないだろうか。

これであれば毎秒200個のプレゼントを配れば、120人で24時間かけて21億人の子どもたちにプレゼントを届けることが出来るはずだ。……だとしても多い。

やはり今どきのサンタクロースは、120人の他にお手伝い妖精さんたちも1万人くらい必要なのかもしれない。

120人のサンタがそれぞれ2分間かけて対応してくれるのは、多分抽選とかいい子ポイントの高い子たちだけなんだろう。

結局は万単位の妖精さんたちがサンタさんのお手伝いをしているに違いない。

 

いや、待てよ。

……そうか、そうだったのか。

孫受けスタッフの人数から逆算すればよかった。子ども1人につき1人か2人くらいの割合で、孫受けしているスタッフがいるじゃあないか。

かくいうわたしも、サンタさんの孫受けを担当して4年目。

なるほど、そういうシステムだったのか。

 

無駄なことを考えながら、子供が寝るのを待っている。