スコットランド取材兼出張兼旅行もこれで最終日。
しかしながらほぼ移動日です。
アイラを出てグラスゴーに一泊し、早朝に飛行機に乗る予定です。
さあ、まずは途中のインヴァレリー城を見学。
インヴァレリー城とはなんぞや。
スコットランドの氏族(クラン)のひとつ、キャンベルクラン族長キャンベル家のうち、アーガイル公爵の城を訪ねました。
ここは現当主もお住まいのお城ということになっておりますが、一部は公開されています。
優雅な衣服も展示されております。
近々、招待客があるのか、その準備もされておりました。
マネキンの執事の顔がなんだか笑いを誘います。
中には日本のものと思われる衝立も。
当主らの肖像画も多く、時代による絵の流行り廃りなども感じられます。ナントカ主義とかそういう大カテゴリではなく、なんとなくのイメージで。
岡田真澄さんの左のお坊ちゃまは、恐らく若くして他界してしまったのでしょう。そうでなければ、「〜の幼少期」などと書いて有りそうなものです。
一次大戦に参戦したとみられる方は、そういう肖像画です。
その下の暖炉には、恐らくヤな記事でも書いてあったのでしょうw
この城自体は18世紀ごろに建てられたものらしく、堀のようなものもありますが、有事に川から水を引くような仕組みの中庭をかねておりました。
もはやイングランドとスコットランドの戦争は終わっていた、と考えられていたんですね。
防衛より居住性が優先されていました。
もっとも、展示されている武器も山程あり、訪問者の度肝を抜くようなつくりでしたが。
これ、様々なポールウェポンの間にマッチロック銃が挟んであるんですよ。
時代はもう火薬ですね。