風雲! インヴァレリー城 | 酒屋のバカ旦那がラノベ作家を目指すのこと

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ライトノベル作家、小野寺広目天のブログです。
酒屋のバカ旦那として地元ではちょっとしたカオですが、やってることはヒマな時間に小説を書いて応募していたおさぼりさんです。
受賞はしましたが本を出すまではタイトルはこのままです。

スコットランド取材兼出張兼旅行もこれで最終日。

しかしながらほぼ移動日です。

アイラを出てグラスゴーに一泊し、早朝に飛行機に乗る予定です。

 

さあ、まずは途中のインヴァレリー城を見学。

インヴァレリー城とはなんぞや。

スコットランドの氏族(クラン)のひとつ、キャンベルクラン族長キャンベル家のうち、アーガイル公爵の城を訪ねました。

ここは現当主もお住まいのお城ということになっておりますが、一部は公開されています。

 

中にはおびただしい武具の数々。

 

優雅な衣服も展示されております。

近々、招待客があるのか、その準備もされておりました。

マネキンの執事の顔がなんだか笑いを誘います。

 

中には日本のものと思われる衝立も。

 

当主らの肖像画も多く、時代による絵の流行り廃りなども感じられます。ナントカ主義とかそういう大カテゴリではなく、なんとなくのイメージで。

岡田真澄さんの左のお坊ちゃまは、恐らく若くして他界してしまったのでしょう。そうでなければ、「〜の幼少期」などと書いて有りそうなものです。

一次大戦に参戦したとみられる方は、そういう肖像画です。

その下の暖炉には、恐らくヤな記事でも書いてあったのでしょうw

この城自体は18世紀ごろに建てられたものらしく、堀のようなものもありますが、有事に川から水を引くような仕組みの中庭をかねておりました。

もはやイングランドとスコットランドの戦争は終わっていた、と考えられていたんですね。

防衛より居住性が優先されていました。

 

もっとも、展示されている武器も山程あり、訪問者の度肝を抜くようなつくりでしたが。

これ、様々なポールウェポンの間にマッチロック銃が挟んであるんですよ。

時代はもう火薬ですね。