「場」を作りたい | 温故道日誌

温故道日誌

愛知県名古屋市千種区
訪問鍼灸マッサージ院
【温故道】です。
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4/2  春分後13日すぎ、天は二之氣(夏)へ

4/4  清明を迎え、地の春も
        万物に清新の氣をみなぎらせる


この季節の変わり目

という波に

のるか、

のまれるか、

*・゜゚・*:.。..。.:*・''・*:.。. .。.:*・゜゚・*

4/6 今日は 愛知への 往療鍼灸


老いと衰えを受け止めきれず

「こんな惨めな自分はもう嫌だ。
    早く死にたい。
    あの世に行きたい。」

と震えて泣き出す患者様の

お気持ちを聴きながら
お身体の様子を伺いながら 

施術を進めさせていただきます。


鎖骨下やお腹が緩めば、呼吸が深くなり、

腰や四肢が緩めば、動作がスムーズになり、

頭から頸にかけて緩めば、表情が穏やかになり、

「来週も   センセの顔   見れたらえぇな。」

と笑いながら、また泣いちゃう。

その一言は

最高の報酬であり

最大の課題です。


「ほんのこれだけしか
    お力になれず

    申し訳ありません。」

私は、鍼など施術で

症状や愁訴の緩和をお手伝いさせていただき

ストレスの受け止め方が変わるよう
心身面や生活面のフォロー・アドバイスなどは出来ても

それは「点」や「線」でしかなくて。。

患者様を取り巻く環境・場を変えることは出来ていません。

。。。

独居の  孤独感や不安感

施設等での集団生活による 疲労感や不安感


「死にたい」という人の
気持ちのどこかには

「もっと、より良く、生きていたい」
という気持ち
(というか本能レベルの強いエネルギー)
があるようで、

その「より良く、生きる」という道が

〈見えない〉と感じたり

〈絶たれた〉と感じたりすると

「死にたい」という表現が
残されてしまうのかもしれません。

。・゜・・゜・。

江戸川区には

高齢者の為の施設の中に
保育園がある   というところがあって、

むちむちピチピチの園児達が
朝の体操を済ませた後に
ワーッとおじいちゃんおばあちゃんのもとへ
褒めてもらいに駆け寄ったり、

園児達がお絵かきをしているすぐ横で
おじいちゃんおばあちゃんがニコニコと見守り
保育士さんが少し離れたところから見守っていました。

「第2の人生を
    ここで与えてもらいました」

という利用者さまの声が
心に響きました。


江戸川区の
障がい児のためのデイサービスでは

還暦を超えた方や
古希を迎えるような方も
ボランティアやスタッフをしていたのですが、

本当に  子供が   可愛くて可愛くて仕方がない、
という気持ちが溢れていて

愛情たっぷりのスタッフさんに囲まれて
子供たちの居心地良さそうな表情が

とても印象的でした。


もっと、もっと、吸収し

「より良く、生きる」という道

そして場や環境を提供できるようになれたら。。。


医療や介護だけでなく

漢方薬や鍼や薬膳や気功などが
日々  当たり前に利用できる

年を重ねたからこその無償の愛情を
子どもたちに注いでいただく等
ご高齢の方だからこその
役目と生きがいを見つけていただける

そんな施設が
もっと増えたらいいなぁ


そうして頭の中だけ膨らんでも、

仕事で物を忘れ、
家事で皿を割り、

現実てんでダメな私。

今の仕事・家事・育児
やるべきこと  山盛り
やりきれてないこと  山盛り。

今の私には
まだまだ、夢ものがたり。

*・゜゚・*:.。..。.:*・''・*:.。. .。.:*・゜゚・*

義祖父の愛した花、

【   ミヤコワスレ(都忘れ)   】

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