連続FFコント小説「えふろく」~コーリンゲン~ #52 | まるごとゴトウまるまる

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FFとスパガとお笑いを愛するゴリゴリの障害者!不定期で自作のコント、時に漫才の台本を公開しています!過去ネタめっちゃあるから見てみて!
声を出せない僕の代わりにネタを演じてくれる方募集中!あっしの頼み聞いてやってくだせえ

(浮上したフィガロ城)


フィガロ国民:やったー!!浮上したー!!フィガロ最高!フィガロ!フィガロ!フィガロ!

マッシュ:フィガロ!フィガロ!

国民:フィガロ!フィガロ!

マッシュ:俺そのフィガロの王様の双子の弟!俺そのフィガロの王様の双子の弟!

国民:あー久しぶりの新鮮な空気美味しいなー!

マッシュ:ヤッッホー!!あれ返って来ないな。

エドガー:いやそれ山でやるやつだ。空気が美味しかったらどこでも出来る訳じゃない。

マッシュ:あーそれで返ってこなかったのかー!ガッハッハッ!

エドガー:やれやれ、変わらないな。あいつは。

セリス:ふふ、ホントね。

エドガー:君は変わったようだな。マッシュで笑ったことなどなかったが。

セリス:そうね、仲間になってすぐの時は、ガウとバカなことばかりやってるから斬り捨ててやろうかと思ったわ。

エドガー:そ、そこまでするほどのことはしてないけどな。変わって良かった。
だがいつまでも喜んではいられない。出発するぞ!



フィガロ城運転手:それ、えーーんやこーーら!



(砂に潜って移動するフィガロ城)




運転手:コーリンゲン村前エー!
 お気をつけてー。

マッシュ:コーリンゲンかあ。どんなとこだっけ?

エドガー:忘れたのか?1年前4人で来ただろう。

マッシュ:えー?...あっそうだ酒場にシャドウが居たんだっけ!

エドガー:結構衝撃的なことがあったのにそれを最初に思い出すか?

セリス:.....





             (コーリンゲンの村)



エドガー:まずは情報収集だな。

マッシュ:じゃあまずはあの村はずれの家からだな!

エドガー:い、いやあの家は行かなくていいんじゃないかな!

マッシュ:なんで!情報収集は村はずれからって基本だろ!

エドガー:そんな基本初耳だ!

マッシュ:失礼しまーす。

エドガー:まったく...



マッシュ:ん?誰も居ない。なんだ?長い階段。



(降りていく)


マッシュ:え?なにこの部屋。..............................

思い出したー!!!ロックってヤバイやつだったー!!!

エドガー:ヤバイやつかはともかく、よくこんなことを忘れてたな。


怪しい老人:えっ?ロックかい?
  きっと伝説の秘宝をさがしもとめて世界を飛び回っているだろう。
ん? だからね えっ
その秘宝の隠し場所を追って行けば、行きつく先にロックがいるってことさ。

マッシュ:死んだ彼女を生き返らせる秘宝だったよな...えっ俺らとかセリスはさがしてないの?

エドガー:さがしてはいるだろうが、最優先ではないらしいな。

マッシュ:だってセリスはさ...

セリス:...........

マッシュ:あー空気わりい!!酒場行こう!
酒場酒場酒場酒場酒場酒場酒場酒場酒場酒場酒場酒場酒場酒場酒場

エドガー:賛成!酒場酒場酒場酒場酒場酒場酒場酒場酒場酒場酒場酒場




               (酒場)



マッシュ:酒場酒場酒場。よし、息継ぎしないで着いた。マスター!プロテインある?

マスター:ないよそんなもん。

マッシュ:くそー!43連敗だ!



(飲んでいた客に白髪の男が)


セリス:セッツァー!

マッシュ:えっ若白髪!?

セッツァー:そのあだ名やめろ。

  生きていたか。

マッシュ:なんだよそのそっけない態度。本当は嬉しいくせにー!このこの!

セッツァー:酔ってんのか?

セリス:こう見えてもシラフよ。

マッシュ:こう見えてもって!



セリス:いっしょに行きましょう。ケフカを倒しに!

セッツァー:ふ...
もう俺は何もやる気力が無いよ。

セリス:何を言っているのよ。

セッツァー:もともと俺はギャンブルの世界…
人の心にゆとりがあった平和な世界にのっかって生きて来た男…
そんな俺に、この世界はつらすぎる。それに翼も失ってしまった…

セリス:世界が引き裂かれる前に、あなたは私達と必死に戦ってくれたじゃない?
あんなつらい戦いに……

セッツァー:でももう俺は…夢をなくしちまった。


マッシュ:なんか無理そうだぜ。兄貴からもなんか言ってくれよ。

エドガー:いや男の口説き方はどうも分からなくてな。



セリス:こんな世界だからこそ
もう一度、夢を追わなければならないんじゃない?
世界をとりもどす夢を…!

セッツァー:ふふ……
あんたの言うとおりだぜ。


マッシュ:急に刺さった!!


セッツァー:つきあってくれるか?
俺の夢に…


(頷くセリス)


セッツァー:ありがとう。
行こう…ダリルの墓へ…

セッツァー:……

よみがえらせる…もうひとつの翼を!


........................

マッシュ:えっどうした?行かないの?

セッツァー:1年間飲み続けてたからな。気持ち悪い。力が入らねぇ。

マッシュ:あちゃーダメ人間。

エドガー:そういう時は水を飲むといい。酒と同じ量水を飲めば人間酔わないそうだ。マスター水。

マッシュ:へえそうなんだ。マスター水。

セリス:マスター水。

.....

セッツァー:いや3人で水持って俺を囲むな!
1年分の水なんか飲めるか!

マッシュ:じゃあぶっかけていい?

セッツァー:ダメに決まってるだろ!

(パシャーン!)

セッツァー:マッシュでもかけていいか聞いてるのにエドガーがかけるな!

(ちょろちょろちょろ)

セッツァー:うんそのゆーっくりちょーっとずつかけるのはなにかなセリスさん!?
ああもういい覚めてきた!行くぞ!


つづく



セッツァー:セッツァーだ。チッまさか19歳のセリスに説得されるとはな。
だが決心がついた!あれを開くしかねぇな!
次回えふろく

「飛べファルコン!仲間を求めて」

(むぐむぐ? むぐむぐ? む~)チッスロット外れた。