(港町ニケア)
マッシュ:着いた着いたー!やっとメシが食える!最初に行っていいよな?
セリス:ええ。正直私も倒れそう。
(酒場)
マッシュ:ん?なんかどんちゃん騒ぎしてるやつらがいるな。
マスター:フィガロ城の牢につかまってたそうだよ。
マッシュ:フィガロ!?
女性:ジェフっていう盗賊のボスに口説かれちゃったわ。ちょっとハンサム ほほほ……
マッシュ:ハハハッ兄貴以外にもそういうやついるんだな。
まあいいや。マスター!プロテイン!
マスター:無いよそんなもん。
マッシュ:無いかあ。世界が崩壊してから全然ねぇな。じゃあミルク。あとこの店にある食いもん全種類。
セリス:私もミルク。それで一緒に食べるわ。
セリス:ちょっとマッシュ私にも食べさせてよ!
マッシュ:嫌だよ自分で頼めばいいだろ!おかわり!一応もっかい聞くけどプロテインない?
マスター:無いよ!!
マッシュ:無いかあ!!
セリス:ガウといると常識人に見えるけどマッシュも結構凄いわね...
(盗賊たちに話を聞いてまわるセリス)
盗賊:ボスはフィガロに乗り込む気だ。
俺達の宝がフィガロの倉庫にしまってあるからな。
盗賊:牢屋がぐうぜん大ミミズの巣につながったんだ。そこを通って地上まで出てきた。
盗賊:前のボスはあの日に死んじまったよ。今はこの町で出会ったジェフがボスさ。
盗賊:俺達だけが知っている秘密の洞窟からフィガロ城にのりこむのさ。
そろそろ行こうかのおー!
(酒場を後にして船へと乗り込んでいく盗賊達)
(付いていく2人)
盗賊:ボスー!そろそろ行きましょうー!
(ボスと呼ばれた男をじっと見つめるセリス)
マッシュ:ん?どうしたセリス。ジェフとやらに惚れた?ロックよりいい?セリス盗賊好きなの?
セリス:ちょっとなに言ってるのマッシュ酔っぱらってるんじゃないの?
マッシュ:あー俺プロテイン以外のもの飲むとちょっと酔っぱらっちゃう体質なんだよねー!
セリス:どんな体質!?
ジェフ:なんだお前ら?
セリス:も、もしかしてエドガーじゃない?
(無視して行くジェフ)
マッシュ:兄貴いー!?そんな訳ないだろ!確かに似てるけど髪の色も違うし!
セリス:そうだけど1年経ってるし髪の色くらい。
マッシュ:あっ!こんなところにキレイなお姉さんが!
ジェフ:えっどこどこ?どこにいる?どこ?
(マッシュと目が合う)
..................
(無視していくジェフ)
マッシュ:ほらー!兄貴なら反応するだろ!
セリス:十分反応してたわよ!
(ジェフを追いかける2人)
セリス:エドガー?
ジェフ:わけのわからない事を…
こぞう これくれ。
ジェフ:これからフィガロ行きの船に乗るのにいそがしいんだ。
セリス:とぼけないでよ
エドガー? それとも……記憶をなくしたの?
ジェフ:オレは生まれた時からあらくれ者のジェフって名さ、レディ(去っていく)
セリス:レディなんて言うのはエドガーさんだけよ。
ジェフ:う!ゲホッ!ゲホゲホゲホゲホ!
セリス:ゲホゲホ!?死んじゃう!?死なないで!
ジェフ:ちょっとむせただけだ!
レディにやさしくってのは世界のじょうしきなんだよ。
マッシュ:ほら違うって!
セリス:どこでそうなるの!?絶対エドガーよ!
(船に乗り込むジェフ。追いかけて船に乗る2人)
マッシュ:ヤベエ金払わず乗っちまった。
セリス:降りるとき払うから大丈夫よ。
ジェフ:フィガロ城に入る方法はお前らがよくしっているな?
子分:オー
ジェフ:案内してくれ。潜入してから俺がしきをとる。
(サウスフィガロの町)
マッシュ:ここに来るのも久しぶりだな。悪いひとつ寄らせてくれ!
(ダンカンの家)
ダンカンの妻:うちの主人生きていたわ! ナルシェの北で修業するって…
マッシュ:本当か!?本当!本当なんだな!!?
セリス:マ、マッシュ!おばあさんの肩持ってそんなに振っちゃダメよ!おばあさん白目になってる!
マッシュ:師匠...ナルシェの北だな!ナルシェの北...セリス一応なにかに書いといて!
セリス:それくらい覚えててよ...
(宿屋)
ジェフ:…助けに行く……待ってろよ…… ……?
お前達、まだいたのか?
セリス:エドガーなんでしょ?
子分:ボス、用意ができましたぜ。行きましょう。
ジェフ:人違いだぜ。あきらめな。
マッシュ:しょうがない!今日のところは泊まるか!
セリス:そんな訳ないでしょ!追いかけるわよ!
マッシュ:おう!!もちろんそのつもりだぜ!!
セリス:...マッシュ。ミルク2杯でいつまで酔ってるの?
マッシュ:あ?いま完全シラフ。
セリス:シラフなんだ...
(サウスフィガロの洞窟)
ジークフリード:この先は危険だぜ。俺様が先に行ってモンスターどもを残らずかたづけて来てやる。ここで待ってな。
...............
マッシュ:いや普通にめちゃくちゃモンスター居るし!!
(洞窟の行き止まり)
ジェフ:さ、どうする?
子分:よ~し よし よし カメちゃん エサだよ。
(カメが寄ってくる)
子分:ね?
ジェフ:やるな。
子分:おれ昔カメかってたんっす。カメカメカッメっていう。
ジェフ:名前はなんでもいいが。しかもなんだその名前は?
(カメに乗ってジャンプして渡っていく)
マッシュ:スゲェ!カメに乗って渡るなんて誰でも1度は夢見たよな!
セリス:いや私ないけど。
(カメに乗るマッシュ)
マッシュ:乗ったまま動かないのかな?
セリス:早く行ってマッシュ。カメが白目むいてる!
マッシュ:よっ!ほらセリスも! おっセリスが乗っても白目になってないな!
セリス:マッシュとは体重が違うわよ。
マッシュ:ん?なんだこの部屋?
――:すこたら さっさー!(逃げるジークフリード):
マッシュ:あっ!なんなんだあいつさっきから?
セリス:うう私のお宝...許せない!!
マッシュ:どこかで聞いたセリフだな。そうかナルシェのロックか。
セリス:次会ったら叩き斬る!!!
マッシュ:あっ会わないといいなあいつ...
(フィガロ城地下)
(倒れている兵士に声をかけるジェフ)
ジェフ:だいじょうぶか? もうすぐのしんぼうだ。:
兵士:く くるしい……:
マッシュ:空気が薄い...まさかこんな状態で1年!?スゲェよお前ら!
待ってろ!なんとかしてやる!
セリス:このままだと私達もまずいわ。急ぎましょう。
(機械室奥)
(無数のモンスターのしょくしゅが)
ジェフ:こいつが…からまっていたせいか…
子分:ボス!どうしやす? 宝が隠してある部屋はこの奥でっせ!
ジェフ:俺がくい止めている間にお前らが…
子分:ボス!危険ですぜ!!
ジェフ:いいから行け!!
(行く子分たち)
セリス:エドガー!!
エドガー:何ボケっとつったってる!! セリス! 手伝ってくれよ!
セリス:やっぱりエドガーね。
マッシュ:兄貴だったのか!?
エドガー:お前もだマッシュ!
マッシュ:よっしゃあ!!ばくれつけん!
セリス:ファイラ!
エドガー:かいてんのこぎり!ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハッやっぱり1年ぶりでも楽しいな!
マッシュ:かいてんのこぎりで狂う兄貴なつかしいぜ!オラ!
エドガー:これで...終わりだ!!
マッシュ:よっしゃあ!!やっぱ俺たち最強だぜ!!
セリス:しらばっくれて。
エドガー:フィガロが故障したって話を聞いてな。助けに行きたいけど砂の中だろ。
そんな時にあいつらが城から出てきたって話を聞いてな。
セリス:利用したわけね。
エドガー:秘密の洞窟に案内してもらうまでフィガロ王だって事をバラすわけにはいかなかったからな。
セリス:かつては自分達を牢に入れていた王様だからね。
マッシュ:みずくせえな。全然分かんなかったぜ!髪の色も違うし、あれ、戻ってる。
エドガー:ヅラだよヅラ。お前は髪の色でしか俺を認識していないのか?
おっとまずい。かくれろ。
子分:ボス!……? ボス?
子分:もしや、あの怪物にやられて……
子分:みじかい間のボスだったけど…
子分:行こうか……
マッシュ:バカ!兄貴がそんな簡単にやられるわけ
エドガー:いいからお前は!!
セリス:いいの?宝は……?
エドガー:宝などなんの価値もない。本当の悪はケフカさ。やつらには罪はない。
セリス:凄くもったいないけど。
エドガー:なら君には、飾りのフリして隠していたこのソウルセイバーをあげるよ。(ウインク)
マッシュ:口説いてんなよー。兄貴ー。
セリス:いっしょに行く?
マッシュ:またハデにやらかそうぜ!アニキ!!
(うなずく3人)
フィガロ城運転手:なおったんですね! そ~れ ふじょ~~
(浮上していくフィガロ城)
つづく
エドガー:エドガーだ。無事にフィガロを助けられて良かった。セリス達が来てくれなかったら終わっていたが信じてたぜ!
しかしマッシュが気付いてなかったとはな...
次回えふろく
「コーリンゲン!失意のセッツァー」
行くぞ!全てのレディを幸せにするぜ!