マッシュ:確か、北にモブリズがあるって話だったよな。行ってみよう。
(倒れるモンスター)
マッシュ:ガッハッハッ!2人になったら楽勝だな!
セリス:見て、私もうノールックで倒せるわ。ブリザラ!
(倒れるモンスター)
マッシュ:かっけえ...弟子にしてください!!
ん?なんかこんなこと前にも言った気が。
セリス:あったよねマッシュの弟子入りグセ。
マッシュ:俺に出来ないことやってるの見るとさ、やりたくてしょうがないんだよ。
リルムから絵を教わったこともあったなあ。お、まだあった。ほら、これ1年前に描いた絵。
セリス:これ............ミジンコ?
マッシュ:俺の自画像だよ!!分かんないかねぇまったく...
セリス:(才能がないにも程がある...)
マッシュ:おっなんか建物がある!モブリズか!?
(モブリズの村)
子供:うわあ! だれか来た!!
子供:ここから先はいかせないぞ! ボクたちだって戦えるんだ!
マッシュ:おっなんだやろうってかあ?ばくれつ...
セリス:ちょっとやめてよこんな子供に!!
マッシュ:冗談に決まってるだろそんな焦るなよ。
セリス:ごめんマッシュが手加減できるイメージが全くなくて。
マッシュ:あんまりな言い方だぜ...
子供:料理用の包丁持ってきて。
子供:ラジャー!
マッシュ:ま、待てそれはまずいって!
子供:くらえー!
――:まって!
セリス:ティナ!!
子供:ママ! この人たち、ママの友達?
ティナ:みんな…生きていたのね。 会いたかった!
マッシュ:2人にみんなって言うかな?
セリス:まあ、1人じゃなかったらいいんじゃない?
ティナ:マッシュ!はいハチミツ!
マッシュ:いや1年越しのクマいじりはいいわ!
セリス:ティナ。
いっしょに行きましょう! ケフカを倒さなければ、世界は破滅してしまう…
ティナ:ええ……
子供:パパもママも、ボクたちをかばって死んじゃった…
子供:カンチョー!
マッシュ:ウギャー!!!おい誰だ今の!待てー!!
(子供たちに話を聞いて回るセリス)
子供:ティナねえちゃんのこと
みんな、ママって呼んでるんだ。
子供:ディーンとカタリーナは、ぼくたちのなかで、いちばん年上なんだ。
ティナがママで2人はおにいちゃんとおねえちゃん!
子供:光がみんなを…みんなを… …父さん、母さん…
マッシュ:捕まえた!おまえみたいな悪い子にはばくれつ...
セリス:マッシュ!!ダメ!!
マッシュ:だから冗談だって!!
子供:ティナママを…つれていっちゃうの…?
子供:ティナがいてくれるならボクたちがんばれる!
子供:この村にいた、けがをした兵隊さんも死んじゃった……
マッシュ:そうか...俺とカイエンが手紙を届けたあの兵隊...
子供:ディーンとカタリーナがキスしてるとこみちゃった!
マッシュ:あっ!俺も1年前みちゃったぜ!手紙で大変な時で腹立ったからぶん殴ってやろうかと思ったぜ!
セリス:マッシュ!!ダメよ!!
マッシュ:1年前だし思っただけだって言ってるだろ!!
ディーン:ここは俺たちの国だ。勝手なことされちゃこまるぜ。
カタリーナ:ティナはみんなの心のささえなんです。
ティナがいてくれたからみんながんばってこれました。
ティナ:私… …
戦う力が消えてしまったの…
世界が引き裂かれた日
この村の大人たちは、ケフカのさばきの光から子供達をかばってみな死んでしまった…
男:こっちをねらってる!
女:子供たちを!!
子供:パパー!!
子供:ママー!!
ティナ:ここは子供達だけの村…そして、ここにたどり着いた私を子供達は必要としている…
ディーン:ティナをとるな!
カタリーナ:ディーン…
ごめんなさい。でもティナがいなくなったら私たち、ささえを失ってしまう…
ティナ:あの子たちがなぜ私を必要としているかはわからない…
私が、あの子たちを守らなくてはならない理由なんてない。
でも何か変な感じなの。
そして…この感情が私にめばえたとき私から戦う力がなくなってしまった…
何かわかりかけているような気がするの。
はっきりとは言えないけど…
でもその答を見つけようとすればするほど、私の中から戦う力がなくなっていく…
子供:たいへんだー!
フンババがこっちにやってくる!!
ティナ:大地が引き裂かれた時そこからよみがえった、いにしえの怪物フンババ…
(外に出ていくティナ)
ティナ:この村は私が守る!!
ファイア!
マッシュ:なんだ今の魔法?子供がやったのか?
セリス:違う...ティナよ...
(フンババが腕を振りおろす)
ティナ:うっ...!
マッシュ:ティナ! しっかりしろ! くっそー 来るぞ!!
セリス:覚えたての魔法、バイオ!
マッシュ:やっと止められずにうてるぜ、ばくれつけん!
セリス:やっぱり子供にやろうとしてたんじゃない!
(フンババが腕を振りおろす)
セリス:うっ!でも大したことはない!バイオ!
(フンババが逃げていく)
マッシュ:あっ!待て!地獄の果てまで追いかけてとどめ刺してやる!
セリス:マッシュ!それよりもティナを!
マッシュ:えー?でもあいつ...
セリス:いいから!
(セリスとフンババを交互に30回見るマッシュ)はい!!
(ティナをベッドに運ぶ)
ティナ:やっぱり、もう戦う力がない…
子供:ママ!
子供:しっかりして!!
ティナ:私、ここに残るわ。
いっしょに行っても足手まといになる。それに、子供たちは私を必要としてる…
マッシュ:しかし、ティナ…
ティナ:もうすこし時間がたてば…
今、私の中にめばえようとしているものの答がでれば…
ごめんなさい…私はここに残ります。
子供たちが、私を必要としているの…
子供:ママ、しっかりして!
子供:ママをつれていっちゃイヤ!
子供:ママも死んじゃうの…ボク、ぜったいにイヤだよ!!
セリス:...分かった。マッシュ、行きましょう。
マッシュ:いいのか?
セリス:仕方ないわ。
マッシュ:じゃあさ、最後に...
セリス:?
マッシュ:戦って腹減ったからなんか食わしてくんねぇ?
セリス:次の町まで我慢!!行くわよ!
ティナ:じゃあ、このハチミツ...
マッシュ:あ、ああもらっとく。
子供:フンババを追いはらってくれてありがとう! やつの首かざりからこれがはずれて落ちてきたのをひろったの! あげる!!
マッシュ:お、サンキューな!じゃ、元気でな!
子供:わかれカンチョー!
マッシュ:ギャアーーー!!!セリス待ってて俺こいつシバイてから行くわ!!
セリス:ちゃ、ちゃんと手加減してシバイてよね!
つづく
マッシュ:マッシュだ。せっかくティナと会えたのに戦えないなんてな。
フンババも逃がしたしまた様子見に来ないとな。
それにしてもあの子供いいカンチョー持ってたな。俺も練習しようかな。
次回えふろく
「エドガー、じゃない!?盗賊ジェフ!」
見ないとお尻にばくれつけんだ!あっハチミツうめぇ。