連続FFコント小説「えふろく」~ティナとの再会~ #50 | まるごとゴトウまるまる

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マッシュ:確か、北にモブリズがあるって話だったよな。行ってみよう。




(倒れるモンスター)


マッシュ:ガッハッハッ!2人になったら楽勝だな!

セリス:見て、私もうノールックで倒せるわ。ブリザラ!


(倒れるモンスター)


マッシュ:かっけえ...弟子にしてください!!
ん?なんかこんなこと前にも言った気が。

セリス:あったよねマッシュの弟子入りグセ。

マッシュ:俺に出来ないことやってるの見るとさ、やりたくてしょうがないんだよ。
リルムから絵を教わったこともあったなあ。お、まだあった。ほら、これ1年前に描いた絵。

セリス:これ............ミジンコ?

マッシュ:俺の自画像だよ!!分かんないかねぇまったく...

セリス:(才能がないにも程がある...)

マッシュ:おっなんか建物がある!モブリズか!?


 
              (モブリズの村)


子供:うわあ! だれか来た!!

子供:ここから先はいかせないぞ! ボクたちだって戦えるんだ!

マッシュ:おっなんだやろうってかあ?ばくれつ...

セリス:ちょっとやめてよこんな子供に!!

マッシュ:冗談に決まってるだろそんな焦るなよ。

セリス:ごめんマッシュが手加減できるイメージが全くなくて。

マッシュ:あんまりな言い方だぜ...

子供:料理用の包丁持ってきて。

子供:ラジャー!

マッシュ:ま、待てそれはまずいって!

子供:くらえー!


――:まって!


セリス:ティナ!!

子供:ママ! この人たち、ママの友達?

ティナ:みんな…生きていたのね。 会いたかった!

マッシュ:2人にみんなって言うかな?

セリス:まあ、1人じゃなかったらいいんじゃない?

ティナ:マッシュ!はいハチミツ!

マッシュ:いや1年越しのクマいじりはいいわ!


セリス:ティナ。
いっしょに行きましょう! ケフカを倒さなければ、世界は破滅してしまう…

ティナ:ええ……

子供:パパもママも、ボクたちをかばって死んじゃった…

子供:カンチョー!

マッシュ:ウギャー!!!おい誰だ今の!待てー!!



(子供たちに話を聞いて回るセリス)


子供:ティナねえちゃんのこと
みんな、ママって呼んでるんだ。

子供:ディーンとカタリーナは、ぼくたちのなかで、いちばん年上なんだ。
ティナがママで2人はおにいちゃんとおねえちゃん!

子供:光がみんなを…みんなを… …父さん、母さん…


マッシュ:捕まえた!おまえみたいな悪い子にはばくれつ...

セリス:マッシュ!!ダメ!!

マッシュ:だから冗談だって!!




子供:ティナママを…つれていっちゃうの…?

子供:ティナがいてくれるならボクたちがんばれる!

子供:この村にいた、けがをした兵隊さんも死んじゃった……

マッシュ:そうか...俺とカイエンが手紙を届けたあの兵隊...



子供:ディーンとカタリーナがキスしてるとこみちゃった!

マッシュ:あっ!俺も1年前みちゃったぜ!手紙で大変な時で腹立ったからぶん殴ってやろうかと思ったぜ!

セリス:マッシュ!!ダメよ!!

マッシュ:1年前だし思っただけだって言ってるだろ!!




ディーン:ここは俺たちの国だ。勝手なことされちゃこまるぜ。

カタリーナ:ティナはみんなの心のささえなんです。
ティナがいてくれたからみんながんばってこれました。

ティナ:私… …
戦う力が消えてしまったの…
世界が引き裂かれた日
この村の大人たちは、ケフカのさばきの光から子供達をかばってみな死んでしまった…




男:こっちをねらってる!

女:子供たちを!!

子供:パパー!!

子供:ママー!!




ティナ:ここは子供達だけの村…そして、ここにたどり着いた私を子供達は必要としている…

ディーン:ティナをとるな!

カタリーナ:ディーン…
ごめんなさい。でもティナがいなくなったら私たち、ささえを失ってしまう…

ティナ:あの子たちがなぜ私を必要としているかはわからない…
私が、あの子たちを守らなくてはならない理由なんてない。
でも何か変な感じなの。
そして…この感情が私にめばえたとき私から戦う力がなくなってしまった…
何かわかりかけているような気がするの。
はっきりとは言えないけど…
でもその答を見つけようとすればするほど、私の中から戦う力がなくなっていく…

子供:たいへんだー!
フンババがこっちにやってくる!!

ティナ:大地が引き裂かれた時そこからよみがえった、いにしえの怪物フンババ…


(外に出ていくティナ)


ティナ:この村は私が守る!!
ファイア!

マッシュ:なんだ今の魔法?子供がやったのか?

セリス:違う...ティナよ...


(フンババが腕を振りおろす)


ティナ:うっ...!



マッシュ:ティナ! しっかりしろ! くっそー 来るぞ!!

セリス:覚えたての魔法、バイオ!

マッシュ:やっと止められずにうてるぜ、ばくれつけん!

セリス:やっぱり子供にやろうとしてたんじゃない!


(フンババが腕を振りおろす)


セリス:うっ!でも大したことはない!バイオ!


(フンババが逃げていく)


マッシュ:あっ!待て!地獄の果てまで追いかけてとどめ刺してやる!

セリス:マッシュ!それよりもティナを!

マッシュ:えー?でもあいつ...

セリス:いいから!

(セリスとフンババを交互に30回見るマッシュ)はい!!




(ティナをベッドに運ぶ)


ティナ:やっぱり、もう戦う力がない…

子供:ママ!

子供:しっかりして!!

ティナ:私、ここに残るわ。
いっしょに行っても足手まといになる。それに、子供たちは私を必要としてる…

マッシュ:しかし、ティナ…

ティナ:もうすこし時間がたてば…
今、私の中にめばえようとしているものの答がでれば…
ごめんなさい…私はここに残ります。
子供たちが、私を必要としているの…

子供:ママ、しっかりして!

子供:ママをつれていっちゃイヤ!

子供:ママも死んじゃうの…ボク、ぜったいにイヤだよ!!

セリス:...分かった。マッシュ、行きましょう。

マッシュ:いいのか?

セリス:仕方ないわ。

マッシュ:じゃあさ、最後に...

セリス:?

マッシュ:戦って腹減ったからなんか食わしてくんねぇ?

セリス:次の町まで我慢!!行くわよ!

ティナ:じゃあ、このハチミツ...

マッシュ:あ、ああもらっとく。




子供:フンババを追いはらってくれてありがとう! やつの首かざりからこれがはずれて落ちてきたのをひろったの! あげる!!

マッシュ:お、サンキューな!じゃ、元気でな!

子供:わかれカンチョー!

マッシュ:ギャアーーー!!!セリス待ってて俺こいつシバイてから行くわ!!

セリス:ちゃ、ちゃんと手加減してシバイてよね!


つづく



マッシュ:マッシュだ。せっかくティナと会えたのに戦えないなんてな。
フンババも逃がしたしまた様子見に来ないとな。
それにしてもあの子供いいカンチョー持ってたな。俺も練習しようかな。
次回えふろく

「エドガー、じゃない!?盗賊ジェフ!」

見ないとお尻にばくれつけんだ!あっハチミツうめぇ。