セッツァー:さて、着いたのはいいが、誰が行くんだ?
エドガー:行けるのは4人くらいか...
マッシュ:なあなんで俺たち5人以上で行動したことないんだ?
ロック:あれじゃねぇ?道が狭いから。
マッシュ:そうかなあ...ちょっと見てみるわ。
...............(戻ってくる)
マッシュ:うんあれは4人が限界だな。
カイエン:拙者は行くでござる。いつまでも休んではいられないでござる!
ガウ:ガウもいく!
モグ:ボクも行くクポ!
セッツァー:しょうがねぇな。俺も行くぜ。
マッシュ:よし!じゃあ頼んだぜ!
.........
ティナ:大丈夫かしら...
ロック:......あれ?
エドガー:!!おーい待てー!ティナを連れていかないでどうするー!!
カイエン:盲点だったでござる。
マッシュ:誰が残る?ていうか1人残るのも不公平だし...俺たち4人で行くか!
ロック:じゃあ行って来るよ。
カイエン:拙者ずっとなにもしてないでござる...
ガウ:カイエン!ゾゾいこう!
カイエン:あの遊びはもういいでござるよ...
モグ:ボク踊ってるクポ!
セッツァー:やめとけよ止まらねぇんだろ。
(封魔壁のどうくつ)
マッシュ:うわ!マグマだらけ!これは慎重に渡らないとな。
ロック:!宝箱!ジャーンプ!あっ届かない。
アチーーーーーーーーーーーー!!!フウフウ ティナちょっと冷まして!
ティナ:ブリザラ!
ロック:グフッ!
マッシュ:えっ倒れたの?ティナもちょっと手加減覚えよっか?
エドガー:...フェニックスのお。
ロック:ハッ!俺はいったい。!宝箱!ジャーンブ!あっ届かない。
アチーーーーーーーーーーーー!!!ティナ冷まして!
ティナ:ブリザド!
ロック:グフッ!
マッシュ:ブリザドでも倒れるんかい!!
エドガー:こいつこんなに学習能力なかったか?
ここは時間が経つごとに橋が繋がったりする仕掛けだ。タイミングを見計らえば...このように安全に取ることが出来る。
マッシュ:まあまあギリギリだったからマントちょっとコゲてるけど、冷ます?冷ます?
ティナ:ブリザ...
エドガー:いい!!!私自体は熱くない!さて、フェニックスのお。
ロック:ハッ!俺はいったい。!宝箱が空いてる!ちくしょう誰だ!
マッシュ:なあロック置いてカイエン連れてこようか?
エドガー:そうしたいところだが...
ロック:とられてしまったものは仕方がない!次の宝にGOだ!
マッシュ:あー行っちゃった。はあ...
(その後ロックは25回倒れながらも進んでいき...)
(封魔壁)
エドガー:これが封魔壁……
ロック:この奥に幻獣界が……
エドガー:あとはティナにすべてをかけるしかない……
マッシュ:たのむぞ…ティナ……
ティナ:……
ケフカ:ファファファファファ!
ロック:ティナ! 早く封魔壁の扉を!!
マッシュ:ケ ケフカ!! つけられていたとは……!?
ケフカ:ヒョッヒョッヒョッヒョッ……バカみたいな道中だったから退屈しませんでしたよ。
ガストラ皇帝のおっしゃっていたとおりだ! ティナを帝国にはむかう者に渡し、およがせれば封魔壁を必ず開く……
ロック:……!
ケフカ:つまり、我々の手の内で踊っていたにすぎないのだよ! ヒッヒッヒッ……! 君達に用はありません。私達のために用意された、栄光への道を開けるのです!!
マッシュ:そうは、いかないぜ! ケフカ!
ケフカ:おや、私とやり合う、おつもりですね。そういう、おつもりは、いけませんねえ!
エドガー:ティナが扉の中に入るまで、ケフカを食い止めるんだ!!
マッシュ:くらえ!ボディ連打!ジワジワ効け!
エドガー:フフフ...1度ケフカにやってみたいと思っていたんだ。
股間にかいてんのこぎり!ハハハッ、一緒にダンスを楽しもうじゃないか!ハハハハハハハハハハハハッ!
ケフカ:いったあーーーい!!
あ! 扉が開きますですよ!
ティナ:幻獣たちよ……私を受け入れて……
ケフカ:開きましたよ! 開きましたよ!
ロック:ティナ!!!
ケフカ:むむむむむむむなさわぎがが何か来るっ!!!
(幻獣達が飛び出していく)
ケフカ:すごいエネルギー! ぬわー(飛ばされる)
幻獣:ん?なんか触った?
エドガー:ティナ!!!
ティナ:………
マッシュ:あっ! 扉が!!!
(岩が扉をふさぐ)
.....
ロック:さっきの幻獣は……?
ティナ:とにかく飛空艇に戻りましょう。
ガウ:何が起こったんだ? 幻獣たちが群れをなして飛んでいったが……。その後帝国の人間も怯えるように逃げて行った。
マッシュ:...カイエン。またガウに言わせてる?
カイエン:バレたでござるか。
マッシュ:その行為はマジで意味分かんない!
ロック:幻獣はどっちの方向へ?
カイエン:帝国首都の方へ
エドガー:ベクタか……
セッツァー:よし、飛ぶぞ。ただモグをなんとかしてくれ。景色が森になっちまって飛びにくい。
マッシュ:はーいモグちゃんごめんねー。おなかパーンチ!
モグ:グハッ!
マッシュ:倒れ方リアルなんだよなあ...クポ!って倒れてほしいんだけど。
セッツァー:もう少しでベクタだな
ティナ:あっ! あれは……!!
ロック:どうしたんだいティナ?
ティナ:感じるの……どんどん、近付いてくるの……
ロック:感じるって?
ティナ:光った!
ロック:なんだろう!? まさか…・…!? 幻獣……こっちに来る!!! ティナ危ない!!(ティナに覆い被さって守る)
セッツァー:今のは何だ!?
ロック:セッツァーふせろ!(覆い被さって守る)
セッツァー:げ、幻獣……???いやどけよ男同士で気持ち悪い!バンダナくせえし!
ロック:どこへ向かっているのだろう?
ティナ:おこってた……
ロック:おこってた……?
ティナ:だめ……、行ってはだめ……行かないで、お願い!!
セッツァー:それより、このゆれは……!! さっきの幻獣の……?
幻獣:ん?なんか当たった?
エドガー:セッツァーーーーー!!!
セッツァー:うわああ! かじが、きかねえ!!!
ガウ:ゆれる!ゆれるのたのしい!
マッシュ:ちくしょうガウにツッコむ余裕がねぇ!!
(墜落する飛空艇)
セッツァー:ちっしばらく空はおあずけか。
ロック:みんな無事か?
エドガー:ティナ。ティナ!
マッシュ:兄貴起こすフリして触ってねぇ?ティナ起きてるよ?
ガウ:ティナ!ティナ!
マッシュ:うんお前も触りたいよなー。そういう年頃だもんなー。
カイエン:モグ、起きるでござる。...フェニックスのおがないでござる。どれだけ使ったでござるか!?
(帝国首都ベクタ)
ロック:も、燃えてる...?
マッシュ:なんだこりゃ?...ダメだ帝国がヤバイの見たら顔がニヤけちまう。
エドガー:やめておけ人の不幸を...フハハハッ!
ロック:あ、ジュン。これは?
ジュン:われわれが帝国に着いた時にはもうすでに、このありさまじゃった
バナン:これはいったいどういうことじゃ…? ………!! なんと、幻獣が!? そんな……
(帝国城)
帝国将軍:皇帝がお待ちです。
どうぞこちらへ...
マッシュ:!ガストラ!出会いしなドロップキック!
ガストラ:フギョッ!
エドガー:すまんなガストラ。これに関しては止める気はなかった。
マッシュ:みんな突撃ー!!
(フガフガフガフガフガ)
マッシュ:おいセッツァーこんな時にスロット外すなよー。
ガストラ:よせ、わしはもう戦う気はない
シド:皇帝は心を入れ替えた
ロック:シド!!
シド:幻獣が仲間を取り返しにやってきたんじゃ。
仲間が皆殺しにされた事を知ると町を荒らして去って行った…わしはこの耳でしっかりと聞いた…幻獣達の怒りの声を…
帝国兵:われわれはもう戦う気はない。戦争は終わったのだ
ガストラ:幻獣の力…わしは、あまく見ていたようだ…このまま幻獣達をほっておけば世界は滅びる。
帝国の力など赤子に等しい。なんとか幻獣を説得しその怒りを静めなければならぬ。
シド:人は、その手にあまる力を持ってはならない……
ガストラ:戦士達よ。ともかく、今夜、ゆっくりと食事をしながら話したい
シド:和平を快く思っていない兵士もいる。会食の前に、なるべく多くの兵士と話をしておいてくれ。たのむ
ガストラ:だからこのずっとわしの上に乗ってガブガブしている少年をどかしてくれんか?
マッシュ:...ガウ、俺達行って来るからお前はそのままやってな。
ガウ:わかった!ガブガブガブ
カイエン:拙者ここで見てるでござる。安心して行って来るでござるよ。
ガストラ:どかしてくれ...
ロック:さて話か。なああんたはどう思ってるんだ?
帝国兵:なに?なんて言った?
ロック:だから和平についてあんたは
帝国兵:なんだって?
マッシュ:聞こえないなら兜取れ!!
帝国兵:俺は和平には反対だ!!
マッシュ:やるのか!?
ティナ:サンダラ!
エドガー:ティナ...トランスしてまでやる相手じゃないだろう。
マッシュ:生きてる?ツンツン。なんとか息してるからまあいいか。
ケフカ:けっ!どいつもこいつもなんで俺がこんなところに入れられるんだ!! カーッ!
シンジラレナーイ!!
つまらん。
マッシュ:兄貴すき間からオートボウガン当たんない?
エドガー:やってるんだが当たらなくてな...
マッシュ:ほらティナこういう時にトランスとっとかないとー。
ティナ:そうね。ごめんなさい...
そしてその夜
皇帝との会食が始まった...
シド:わしはリターナーがわにすわらせてもらうよ。
ガストラ:さて、ようやく、こうして同じテーブルにつける時がきた。まずは、乾杯だな。何に、乾杯するかだが…
エドガー:こきょうに
ガストラ:では…故郷に乾杯!! ところで、ケフカのことだが…ドマに毒を流した罪で牢にいれてあるのだが、さてどうしたものか…?
ロック:今のまま牢に入れておくべき……
マッシュ:それでメシはほぼ与えず毎日お尻ペンペンだな!
ガストラ:そうか…まあ、ひとまずは、牢にいれておき後で考えることにしよう。
ガウ:おかわり!
マッシュ:おいみんなの分1人でたいらげるなよー。
ガストラ:ドマ城の件は本当にすまなかった。まさか、ケフカが毒を使うとは誰も思わなかったのだ。
カイエン:それだけは許されないことでござる
マッシュ:どーげーざ!どーげーざ!
ガウ:おーかーわり!おーかーわり!
ガストラ:本当にすまなかった。ケフカには、厳しく罰を与える。
また、すべての毒をこの世界からなくすことを、誓おう。
マッシュ:すべてったってクモとかサソリとかいるしなあー。
エドガー:お前少しうるさいぞ。
ガウ:ウ!!!ウウウ...
マッシュ:ガウ!?まさかおかわりに毒入れたんじゃねぇだろうな!?
ガウ:ウマイ!!!
マッシュ:俺こいつ外出してくるわ。
エドガー:そうしてくれ。
ガストラ:ところで、セリス将軍のことだが…
ロック:セリスは仲間だ
ガストラ:ケフカが嘘をついていたのだ。セリス将軍は、わたしより先にこの戦争の愚かさに気づき、リターナーにくみしたのだよ。
エドガー:元々ケフカの言うことを信じたのはロックだけだ。
ロック:いやあれは信じたっていうかさその...すいません。
ガストラ:さて、何か聞きたいことがあれば答えるが……?
エドガー:なぜ戦争を始めた?
ガストラ:すべてはわしの支配欲のさせたこと…いまは、後悔している……早速だが…幻獣のことについて話し合いたいのだが…
エドガー:待ってくれまだ聞きたいことがある。なぜ、和平を考えた?
ガストラ:おぬし達の力と帝国の力をあわせなければならぬと考えたからだ…
ロック:なぜ、兵士と話をさせた?
ガストラ:まだ、この和平に賛成していない者がいる。直接、会えばその者たちもわかってくえると思ったのだ
ガウ:このにくなんのにくだ?
マッシュ:ええいくせもの!外へ出ろ!
エドガー:...幻獣の話をしよう
ガストラ:封魔壁から飛び出してきた幻獣によって帝国は大きなダメージを受けた。あの力は強大すぎる…ほうっておけば世界を滅ぼすやもしれん…
ロック:確かに、幻獣の力は強すぎると思う…
ガストラ:封魔壁から出てきた幻獣の力によって帝国が破壊された時にわしの支配欲も消えた。
今にして思えばなぜ、すべてが欲しくなったのか自分でもわからないのだ…
だからといって、自分のしてきた事を帳消しにしようとは思わないが…
ところで…さっきの質問だが、いちばん最初に聞かれたのはなんだったかな?
ロック:えっ急になにそのクイズ?
ガウ:このにくなんの...
マッシュ:いい加減にしろガウ!モグみたいになりたいのか!?:
エドガー:...なぜ戦争を始めた?
ガストラ:そうだった。とにかく、わしは和平を望んでいるのだ。それは真実だ。わかってほしい…
シド:少し疲れましたな…休憩にしてはどうですかな?
マッシュ:あーあここで食べるはずだったのになんにもない...休憩なんかやめて進めようぜ。
ガストラ:わしに望む言葉があるかね?
エドガー:「戦いの終わりを誓う」と
ガストラ:わかった。戦いの終わりを誓おう。そして、たのみがある…
幻獣は帝国を攻撃したあと、北の方角、大三角島のほうへ飛び去った。
これをほうっておいては、また、いつ暴れ出すとも限らない。
幻獣を探し出し、和解をはかりたいのだが…今まで帝国が幻獣にしてきたことを考えれば、われわれだけが行っても解決しないだろう…
そこで…ティナの力を借りたい。
ロック:幻獣と人間の、はしわたしができるとすれば…確かに、ティナしかいない…
ガストラ:今すぐにでも、アルブルクからアーマー運搬船で大三角島に向かおうと思うのだが…同行してくれるか?
帝国からも優秀な将軍と兵士を同行させる。レオ将軍!!
レオ:将軍レオでございます。よろしく。
マッシュ:ドマで見かけた…? そうか、あの時の…敵ながらできたヤツ。レオ将軍というのか……
レオ:あなたは!? ドマの戦士カイエンどの。ケフカが毒を使うのを止められなかったこと… ゆるしてほしい。
カイエン:………おぬしのせいではござらんよ。
レオ:それでは、アルブルグで待っております
ガストラ:幻獣を見つけ出し、彼らと和解してくれ。お前達だけが頼りなのだ…たのむぞ。
帝国兵士:あなたたちの会食での態度は完璧でした。
マッシュ:ガウでヤバイ時あったけどな...
帝国兵士:こちらをさしあげます。
「タマのすず」
マッシュ:手紙の時もらったやつ...いらねぇ...
ロック:ティナが行くのなら俺が行く。
ティナ:ロック…ありがとう。
ロック:みんなは帝国に残ってくれ。どうも、クサイにおいがする…
ガウ:アシがか?
マッシュ:お前今日絶好調でめんどくせえな!
エドガー:確かに…皇帝の言ったことをそのまま信用するのは難しいな……
カイエン:我々がここに残って帝国を監視するでござる。
ロック:そうしてくれ。頼んだぜ!
エドガー:ああ。お前も気をつけてな! アルブルグは帝国を出て南に言ったところにある港町だ。
そこから魔導アーマーの運搬船で大三角島へわたる計画だったな…帝国の監視は俺達でやる。幻獣のほうはたのんだぞ。
マッシュ:さて、手に入った。フェニックスのお。
モグ:ハッ!墜落するクポーー!!
マッシュ:あーもうとっくに墜落して色々あったのよ。
ガウ:ウマイものたくさんたべた。
モグ:ボクもたべたかったクポ...
ロック:お、少しセッツァーの様子でも見ていくか。
(ブラックジャック号エンジンルーム)
シド:立派な船じゃのう。
セッツァー:不時着のショックでエンジンがやられちまった。
直すのに少し時間がかかるな…
シド:わしが手伝おう。メカの事ならくわしいぞ。
セッツァー:えんりょしとくよ。
シド:ギャンブル場をつぶして改造すれば、もっと速くなるぞ。
セッツァー:……ろんがいだ!! いいから出てってくれ!
シド:本当に速くなるのにのー……
ティナ:本当に好きなのね。この船が。
セッツァー:きままなギャンブラーぐらしをしてる俺にも、若いころは必死で打ち込める事があった…
ティナ:……え?
セッツァー:こいつを世界一速い船にして大空をかける…そんな夢を追いかけていた。
ティナ:今は違うの?
セッツァー:そのころは俺を夢にかり立てるヤツがいた。
世界最速の船、ファルコン号をあやつる飛空挺乗りだ。
俺とヤツは… 時にはよきライバル、時には夢を語り合う親友だった。
どちらが先に空を突き破り、満天の星空の中を航海できるかと……だがヤツがファルコンと共に姿を消した時、俺の青春も終わった。
……ダリル………
ロック:ん?なんの話?ちょっとシドと話してて聞いてなかった。最初から話してくんない?
セッツァー:断る。俺はティナに口をすべらせただけだ。
ロック:うわーこの流れで話さないヤツ初めて見た。
セッツァー:お前らが異常なんだ!
ティナ:...きままなギャンブラーぐらしをしてる俺にも
セッツァー:お前から話そうとするな!
ところでシドと話してたっていうのは?
ロック:あーシドに頼まれてギャンブル場をつぶす手伝いをしてた。
セッツァー:ふざけるな!!もういいから出てってくれ!
ロック:本当に速くなるのにのー...
セッツァー:お前には関係ないだろ!飛空挺の修理はまだだ。とりあえずアルブルグから船ですすんでくれ。
(アルブルクの町)
レオ:待っていたぞ。私と同行するのは帝国の将軍一人と街でやとった男一人だ。
しょうかいしよう。セリス将軍とシャドウだ。
(驚くロック)
レオ:どうかしたのか?
ロック:いえ……
レオ:さて、出港は明日だ。君達のために宿をとっておいた。今日はゆっくり休んでくれ。
ティナ:セリス……
セリス:……
ロック:セリ...
(立ち去るセリス)
ロック:セリス……あっやめてわんこ今エサ持ってないの。
(ガブッ!)
ロック:イテッ!エサないからって噛むなよ!
ティナ:よろしくねインターセプター。シャドウ。
シャドウ:今は帝国にやとわれた身だ。…と言っても心配はするな。お前らを殺るためにやとわれたわけでは無いからな。
ロック:俺ヤラれてんだけど。
(その夜)
ティナ:マッシュおすわり!はいハチミツ!ムニャムニャ...
ロック:.....(宿屋を出るロック)
(海を見ているセリス)
ロック:セリス…
どうして…どうして何も話してくれない?
少しでも…うたがってしまって…だが、まだ仲間として…
(立ち去るセリス)
ロック:セリス!
(一瞬立ち止まるが立ち去るセリス)
ロック.....
(ガブッ!)
ロック:イテッ!!なんなんだよお前!シャドウのとこいろよ!
シャドウ:俺もここに居る。
ロック:うわビックリした!!夜のお前マジで見えないな...なあこいつなんとかしてくれよ。
シャドウ:断る。
ロック:おい!みんなで俺を無視するなー!
(ガブッ!)
ロック:お前は無視して!!
(次の日)
ティナ:どうしたのロックその目のクマ?
ロック:ティナが夢でクマと遊んでる間にいろいろあってさ...まあ大丈夫だ。行こう。
レオ:さあ、行くぞ。
(船)
兵士:機関、動力とも異常ありません。
レオ:明日の朝には着くだろう。それまで休んでいるといい。
(その夜)
レオ:ねつけないのか?
感情がもどってきたそうだな…
ティナ:……不思議なものね。
帝国に利用され、思考までをもコントロールされていた私が、こうしてまた帝国の人間とともに行動しているなんて。
レオ:帝国の人間とて、同じ人間。全てがケフカのようなヤツばかりではない。
ティナ:あなたは………どうなの?
レオ:お前が幻獣とのハーフであり魔導の実験台として苦しめられているのを知りながら…それを止められなかった俺も、ケフカと同罪さ…
ティナ:幻獣と人間が愛し合えるのなら…その子である私と人間とは…愛し合えるのかしら?
レオ:もちろんだとも。
ティナ:でも…私はまだ愛という感情を知らない。
レオ:お前はまだ若い。……いずれわかるようになる。きっと……(部屋へ戻っていく)
ティナ:でも……私は、今知りたい……
......誰……?
シャドウ:星を見ながら寝ようと思ってな。
ティナ:今の話……聞いていたの?
シャドウ:聞くつもりはなかった。
ティナ:あの……
シャドウ:俺は、何も教えてやれん。答えは自分で見つけるものだ。
ティナ:.....
シャドウ:ティナ。
ティナ:キャッビックリした!!あなたに名前呼ばれると思ってなかったから...
シャドウ:世の中には、自ら感情をすてて生きようとする人間もいるのだ。それを、忘れるな。
(ティナ、部屋へ戻っていく)
(ロックが出て来る)
ロック:う う う…
ぐ ぐるぢひ~
げろげろ~
(部屋へ戻っていくシャドウ)
ロック:なんてこったい…世界一のトレジャーハンターともあろうものが…
げろげろ~
(ガブッ!)
ロック:ギャアアアアアアーーー!!!
(次の日)
レオ:もうすぐ大三角島だ。上陸したら二手に別れよう。
私とセリスが組むから、君はロックとシャドウと組んでくれ。
幻獣の手がかりを見つける事ができたなら、すぐ報告をするように。
ティナ、昨日の話のつづきはまた再会の時に…
ロック:俺達もいくか。
シャドウ !
セリス:あ、ロック…あの、わたし……
ロック:いくぞ。
(項垂れるセリス)
ティナ:ロック!どうしてセリスと話さないの?
ロック:.....だってめちゃくちゃ緊張したんだもん!!
話し掛けてくれると思わなかったからビクッとして心臓バクバクバクバクバクバクバクバクして気がついたらいくぞ。って言ってたー!
ティナ:そう。なら仕方ないけど...気をつけてね。今度やったら...
ロック:やったら?
ティナ:ぶっ放すよ?
ロック:はい気をつけます!!!
ティナ:ね!インターセプター。
(バウ!)
つづく...