連続FFコント小説「えふろく」~ティナが~ #32 | まるごとゴトウまるまる

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FFとスパガとお笑いを愛するゴリゴリの障害者!不定期で自作のコント、時に漫才の台本を公開しています!過去ネタめっちゃあるから見てみて!
声を出せない僕の代わりにネタを演じてくれる方募集中!あっしの頼み聞いてやってくだせえ

マッシュ:それでスロットっていうのはどういう仕組みなんだ?

セッツァー:この携帯型スロットさ。

エドガー:ほーこれは凄い技術力だな...

セッツァー:こいつを回して揃った絵柄に応じて敵に攻撃が出来る。

マッシュ:それはなんで?

セッツァー:わからん。

マッシュ:はあ!?わからず使ってんのか!?

セッツァー:だって想像つくか!?揃ったからチョコボ来るの!

マッシュ:分かんないから聞いてんだよ!

エドガー:ちなみに揃わなかったら?

セッツァー:なんかウサギが出て来てフガフガ言って帰る。

マッシュ:なんだそりゃ!?ちょっとやってみていい?

セッツァー:いいけど揃わないと思うぜ。

マッシュ:...なんか7が揃ったけど。これはなにが起こるんだ?

セッツァー:...敵が居ればほとんどの敵は倒せる。俺も揃ったことない。

マッシュ:うわー幻のやつ出しちまったー!

エドガー:...ロック。いつまで落ち込んでるんだ。

ロック:違う船酔いで吐いてんの。

エドガー:あーすまない。



           (ゾゾ、ビル最上階)

ロック:皆来てたのか…

マッシュ:どうしたんだガウ!そんなビチョビチョになって!

カイエン:今日1日中「左雨右晴れゲーム」とやらをしていたでござる。

マッシュ:まだやってたのか!?1日中!?あの遊びそういう名前なの!?ひとつの言葉に気になる情報が多過ぎる!!


ロック:ティナ……

(魔石が反応する。)ロック:魔石!!

ティナ:おとう……さん……? 思い出したわ。私は幻獣界で育った。

            (回想。幻獣界)


幻獣:大変だ! ゲートの向こうから…

(人間の女性が倒れている)

マディン:もし……しっかりしなさい……。これは……?
連れて帰ろうか…


妖精の姿をした幻獣:かなり弱っているようね。しばらく休ませるといいよ。

長老:人間だと言うのか?

マディン:恐らく...
なにかの間違いで向こうの世界から迷い込んでしまったのでしょう。

(女性を見つめるマディン)

マディン:起こしてしまったかい?

女:あなたは……幻獣? このむねのペンダントは?

マディン:君にプレゼントしよう。この幻獣界のお守りさ。

女:幻獣界……やはり迷い込んでいたのね。

マディン:君の事でこの世界の者は戸惑っている。人間の君を……

女:あなたが助けてくれたのね?

マドリーヌ:私はマドリーヌ。人間の世界がいやになってしまったの。憎しみや欲望が渦巻くあの世界に嫌気がさして、嵐の中をさ迷っていたらいつのまにか……

マディン:幻獣と人間とは相いれない生き物……か

マドリーヌ:私はやっぱりこの世界でも邪魔者……なのかしら?

マディン:いや、わからない

マドリーヌ:明日、人間界へ戻るわ

マディン:ああ、誰かに道案内させよう



長老:いいのか? もうあの人間は行ってしまったぞ。

若者:どうしたんです? マディン?

              (出口)

マディン:もし、人間界に戻りたくないならここにいてもいいのだぞ。

マドリーヌ:でも人間と幻獣は相いれない者……

マディン:それが誠の事かどうか、俺達が示してみればいいではないか?

それが

誠の事か

示してみればいいではないか?

はーいラブシーンクポよー。子供は見ちゃダメクポー。
まあそんなにリアルなシーンはないクポけど。


マディン:名前は決めてあるんだ…

マドリーヌ:なに?

マディン:ティナだ。いい名だろ?

(二年後)

――ええい、人間達め。

――結界がまたうすくなったんだ。今日も2年前の嵐の日とそっくり…

――でも、今度はマドリーヌの時とは違う。

――我々の持つ魔導の力を狙ってきた軍隊だ

(帝国兵と戦って連れ去られる幻獣たち)

――くっそー。長老の所までひくんだ!

ガストラ:はっは。とうとう見つけたぞ。1000年前の書物を謎解き魔導の秘密と幻獣界への入口を。
探し当てた事が報われる時がやっと来たぞ。捕らえよ!! 幻獣を捕らえた者は思いの褒美をやる。行け~!!


マドリーヌ:ティナは大丈夫です。

長老:仕方がない…最後の手段だと思っていたが…

マディン:もしや……封魔壁

長老:そうじゃ。嵐をおこして、全ての異物をこの世界から追い出し結界のゲートに封印の壁を閉ざす。
その術を唱えることができるのは幻獣でも特殊な血筋を持つ者のみ。今やその術を唱える事ができるのもわしだけになってしまった。

マディン:しかし、そのお体では封魔壁の魔法を使えば…

長老:死ぬかもしれん。わしが死ねば一生封魔壁を開く事もできなくなる。

マディン:マドリーヌはそれでいいのか?

マドリーヌ:もう向こうには未練はありません

長老:では、行くとするか。それしか手はないだろう

幻獣:こうなったのも人間の女のせいかもしれん

マディン:何を言う!

幻獣:あの女がヤツらを連れてきたのかもしれないじゃないか。

マディン:いい加減にするんだ!

幻獣:いや! あの女もヤツらと同じさ。その内俺達を利用して……

(走って家を出るマドリーヌ)

マディン:しまった!!

長老:危険じゃ! どこへ?……うぐゥ。


マディン:マドリーヌが

長老:まさか! しかしもうだめじゃ。すでに封魔壁の魔法は始動した。二度と戻れなくなるぞ!

マディン:それでもかまわない!

兵士:す、す、吸い出される!

ガストラ:くそー最高の宝を目の前にしてみすみす退散するなど……


マドリーヌ:マディン…私はあの人達の仲間なんかじゃ……

マディン:わかっているさ!

マドリーヌ:ありがとう

マディン:戻ってくるか?

マドリーヌ:ええ…

(ティナが外へ放り出される)

マドリーヌ:ティナ!!!

(後を追うマドリーヌ)

マディン:マドリーヌ!!

(外で倒れているマディン、マドリーヌ、ガストラ)

ガストラ:人間の女か? こ、この子供は?

マドリーヌ:わたしの……子に……構わないで……

ガストラ:お前の? ふっ? そうか。もしやお前と幻獣の……これは面白い。ファハッハ。私の帝国を築き上げる夢も意外に早く実現しそうだ。

マドリーヌ:や……めて……

ガストラ:うるさい!!

ガストラ:私が世界の支配者となるのだ!! ファファファ……

 
マッシュ:な、なんかティナ熱演だったな...

ロック:病み上がりとは思えないな。1人何役やってた?

マッシュ:なんか妖精や狼の幻獣完璧に表現してな。

マッシュ:倒れそうな長老とか迫真だったよな。

ロック:なんか途中でモーグリ出て来たのあれアドリブだろ?

マッシュ:ガストラがお母さん殴るとことかよく演じられるよな。

ガウ:もういっかい!もういっかいやって!

ティナ:...大変だ! ゲートの向こうから

エドガー:やらなくていいから!!本当にみんなもういっかい好きだな!


((魔石が反応する))

ティナ:お父さんなの……? 私は幻獣と人間の間に生まれた……この力も……そのために…。でも、もう大丈夫。少しの時間だけど力をコントロールすることができる…

エドガー:ガストラはその時に幻獣の秘密を知ったんだ

ロック:魔導研究所で捕らえられていた幻獣はその時にさらっていった幻獣か。セリスの力も幻獣がギセイに…

マッシュ:許せん帝国! 殴ってやらないと気が済まない

ガウ:ガウもかんでやる!

マッシュ:おういいぞガウ珍しくいいこと言った!

カイエン:拙者もやはりガウ殿と1日中雨で遊んでる場合ではないござる。


ティナ:ナルシェの方はどうなっているのかしら?

ロック:そうだな。とりあえずナルシェへ

セッツァー:飛空艇は準備できてるぜ!

ティナ:行きましょう!!でもあなたはだれ?

セッツァー:世界一の船を持つ世界一のギャンブラーさ。

ロック:人をさらってヨメにしようとするヤバイやつだよ。

セッツァー:うるさいダメ人間。

ロック:はいすいません...

マッシュ:スロットは面白いんだぜ。絵柄が揃えばチョコボが走ってきたりするんだ。

ティナ:なにそれ?どういう仕組み?

セッツァー:また説明かよめんどくせぇな...移動しながら教えてやるよ。

ティナ:あれ?セリスは?

セッツァー:その辺の話もな?

ロック:はいすいません...


つづく...


普段出来ないフリが長いネタをやってみました。
なんで回想シーンでの出来事が他のメンバーに伝わってるのか考えたらティナが演じてたからしかないんじゃないかと!