昼の連続コント小説「えふろく」#11 | まるごとゴトウまるまる

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主題歌です。再生もスルーもご自由にどうぞ!





      (作戦会議)

 
バナン:さて...帝国が魔導の力を用い、戦争を始めたのは皆も知っての通りだ。
だがガストラがどうやって魔導の力を復活させたか?……ポイントはそこだ

エドガー:ロックに調べてもらったんだが、ガストラは世界中の学者を集めて、幻獣の研究を始めたらしいんだ

ロック:調べるの大変だったんだぜ。あの日は、よく晴れた朝だった...

エドガー:いや今お前の回想はいらない。

ロック:あっそう。
ナルシェ攻撃もそのためだ

ティナ:つまり魔導の力と幻獣に何か関係があると...

バナン:魔導と幻獣……この二つの言葉で思い出される事は一つしかない...

エドガーもしや...

バナン:その通り。魔大戦じゃ

ロック:枕元でばあちゃんが話してくれたのは…本当の話だったのか?こんなに風に...

エドガー:だから回想はいらないんだ。しかもその場面お前寝てるだけだろ。


エドガー:魔大戦の悲劇がまた繰り返されると?

バナン:わからん。もう1000年も前の話じゃ。
歴史学者によって、それぞれいろんな説があるからのう。
一節によると幻獣から力を取り出して、人間に注入させた、というが...

ティナ:それが魔導の力...

エドガー:帝国に立ち向かうにはこちらも魔導の力を手に入れるしか...

バナン:ならん!

ロック:わしバナン!

エドガー:いらないことばかり言うな!


バナン:それでは魔大戦と同じ間違いをする事になってしまう

エドガー:…では、どうしろと?

バナン:幻獣と話ができないかと考えているのだが、どうだ?

ロック:幻獣と!?

バナン:危険だが…ティナと幻獣をもう一度反応させれば幻獣がめざめるかもしれない

エドガー:本当にそんな事が...

バナン:確かな事は言えないが……しかし……これにはティナの協力が必要だ

ロック:ティナ

ティナ:やってみましょう

マッシュ:何だかチンプンカンプンだが……面白そうだな
よく分からないから最初からもう1度最初から話ししてくれないかい?

バナン:...さて...帝国が魔導の力を

エドガー:話さなくていいですバナン様!

ティナ:戦争を始めたのは皆も知っての通りだ。

エドガー:なぜ君が話し始めるんだ!

ロック:あれはよく晴れた朝だった...

エドガー:回想に入るな!

マッシュ:なるほどよく分かったぜ。

エドガー:本当になんでだ!!


バナン:?何じゃ? 今の物音は...

兵士:た、大変です! バナン様…

    (兵士倒れて皆が寄って来る)

兵士:サ、サウスフィガロが…

バナン:お、おい! どうした!? 何があったんじゃ!?

兵士:て、帝国がサウスフィガロからこちらに向かっています…

バナン:気付かれたか…作戦を急がなくてはならん!!

エドガー:ロック!

ロック:わかってる。サウスフィガロで内部から敵を足止めする作戦だろ?

エドガー:お前の特技を見込んでの作戦だ! たのんだぞ

ロック:ティナ。俺が戻るまでおとなしく待ってなよ。
特に……手が早いので有名などこかの王様には気をつけろよ

エドガー:ロック!!!

マッシュ:兄貴…まだそのクセ直ってないのかい?

   (倒れている兵士に手を合わせて立ち去るロック)

兵士:生きてます...
バナン:こっちはどうする?

エドガー:レテ川を抜けてナルシェに逃げるのがいいでしょう。
炭坑で見つかった幻獣の事も気にかかります

バナン:うむ。では裏口にイカダを用意させよう。少々危険だが他に手はあるまい
エドガー ここは危険だ。一緒にナルシェへ……。
(ティナに向かって)自分の力を知る良いチャンスになるかもしれんぞ
グズグズしてるヒマはない。すぐナルシェに向かうぞ!

兵士:誰か治療して...

つづく...