今年のネタ。コント「病院」 | まるごとゴトウまるまる

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FFとスパガとお笑いを愛するゴリゴリの障害者!不定期で自作のコント、時に漫才の台本を公開しています!過去ネタめっちゃあるから見てみて!
声を出せない僕の代わりにネタを演じてくれる方募集中!あっしの頼み聞いてやってくだせえ

(医者、不思議そうに真剣に目の前の患者を見ている)

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医者:あのー.....あなた、ゾンビですよね?

ゾンビ: ...はいそうですよ?

医者:ですよね!!あー良かった違ったら凄い失礼だから言うの怖かったー!

ゾンビ:もうゾンビになって3年くらいになります。

医者:あ結構なりますね!ゾンビとしては中堅じゃないですか?

ゾンビ:そうですね。そう言えば最近さん付けで呼ばれることも増えましたね。

医者:あゾンビもやっぱり後輩は先輩をさん付けで呼ぶんですね!礼儀を重んじるんですね!
ところで、あなた信じられないくらい自我がありますけどどうやってゾンビになったんですか?

ゾンビ:3年前ねーちょっとフトンかけずに寝ちゃったらゾンビウイルスにおかされちゃって。

医者:あゾンビってそんな風邪的なかかり方なんですね!

ゾンビ:なんか気持ちノドがイガイガするなあと思ってたら体が腐ってきて。

医者:あホントに初期症状風邪なんですね!風邪からゾンビに!

ゾンビ:トイレで柔らかい大きいほうしてる時になりました。

医者:いらないですけどねそんな汚な過ぎる情報。ゾンビのゲリ情報。

ゾンビ:まあゾンビと言っても人襲うつもりは全くないんで安心してください。僕平和主義なんで。

医者:あ平和主義なゾンビとか居るんですね!

ゾンビ:この世から、争いなんかなくなったらいいのに...

医者:すんごい良いゾンビですね!!僕ですらそう思うけどまあ無理だろうなーって思ってること本気で願ってるんですね!

ゾンビ:僕はカップヌードルが好きです。

医者: ..まなんでもいいですけどね。好物人間じゃないなら。ところで今日来たのは?私ゾンビは治せませんよ?

ゾンビ:あっそれは大丈夫です僕ゾンビ生活気に入ってるんで。ゾンビ同士のライングループもあって。

医者:へえゾンビって食い合わずに繋がるんだ...

ゾンビ:僕昔人間の時すごいいじめられてたんですよ。真冬に裸で水かけられたりとか。

医者:わーひどい。ただその時じゃなくてフトンかけ忘れてゾンビになったんですね。

ゾンビ:そんな時ゾンビになって、友達もできて、楽しいんですよね。ゾンビは裏切らない。

医者:人間は結構裏切られてるんですけどね。倒したと思ったら起き上がったり居ないと思ったら後ろからガブとかね。
ところで、ゾンビを治さなくていいんだったらその頭のナイフを抜けばいいですか?

ゾンビ:いえこれも気に入ってるんですよ。もちろん最初はチクッとしましたけど慣れたら大丈夫です。
またこれカワイイネコちゃん柄なんで。それに刺した相手もキレイなお姉さんだったんで。

医者:あっやっぱり刺した人の容姿って関係あるんですね!

ゾンビ:それはありますねーおっさんに刺された時なんか痛みが3日は取れないです。

医者:そんなもんですかー。じゃあこれからゲームでゾンビ倒す時はキャラ女の子にしますね。

ゾンビ:あーそうしてあげてください。まあそういうゲームしないでもらえたら1番なんですけどね。

医者:ところで、それじゃあ今日はどうされたんですか?

ゾンビ:ちょっと花粉症がひどくて。

医者:花粉症!ゾンビ花粉症!

ゾンビ:もう鼻水グチュグチュで、元々顔溶けてグチュグチュなのに鼻グチュグチュでフォーグチュですよ。

医者:いや知らないですけどねそんなグチュの単位。

ゾンビ:この前ちょっと強いクシャミ連続でしたら茶色が混じってて、あれ多分脳ミソなんですよ。

医者:脳ミソ!?ゾンビって強いクシャミしたら鼻水と一緒に脳ミソ出るの!?それは治さないとね!?
ただすいません花粉症だったら、来るとこ ここじゃないですよ。ここ、精神科ですよ?

ゾンビ:分かってますよ?でも僕ゾンビじゃないですか?
他のお医者さんはハロウィンの練習してるヤバイヤツだと思って相手してくれないんですよ。

医者:あーなるほどそれで精神科ですか。あなた頭いいですね。

ゾンビ:はい東大目指してる途中でゾンビになりました。

医者:あー東大目指してる途中でフトンかけ忘れたんですね。そしてその脳ミソを放出してるんです。
いやーでも花粉症は無理ですよ。

ゾンビ:でも先生頭のナイフは抜こうとしてくれたじゃないですか。

医者:そりゃゾンビの頭のナイフくらい簡単ですよ。死なせる恐怖もないし。

ゾンビ:ねぇお願いしますよツライんですよ!ヤバイヤツに慣れてる先生しか頼める人いないんですよ!
今までこんなにスムーズに僕がゾンビって受け入れて殺そうとしないで話をしてくれた人いないんですよ!

医者:まあ僕も人間界ではヤバイヤツと言われてますからね。
はあ ...分かりました。じゃあ僕が花粉症になったことにして薬もらってきますよ。

(1週間後。医者、不思議そうに真剣に見ている)

医者:あなた...ゾンビちょっと治りました?

ゾンビ:そうなんですよなんか薬飲んだらちょっと肌色になってきちゃって!もう走れるし扉も開けれますよ!

医者:それはもうゾンビじゃないですね!えー花粉症の薬がゾンビに効くとはねぇ!良かったですね!

ゾンビ:良くないですよ治りかけたら半ゾンビめ!って言われて今ライングループで無視されてんですよ!

医者:そうなの!?ゾンビにもそういうのあるの!?

ゾンビ:他のみんな退会してて!全員で安室ちゃんのラストライブ行ってたんですよ!

医者:そうなの!?あの会場そんなゾンビいたの!?

ゾンビ:最悪ですよゾンビってすぐ裏切る!!

医者:あ自分の格言平気で覆すんですね!こちら人間サイドとしては やっぱり ですけどね!
じゃあもうこのまま薬飲んで人間になったらいいじゃないですか!

ゾンビ:嫌ですよ僕頭いい人間でもいじめられてたんですよ!?
それが脳ミソちょっと出てバカになって帰ってきたらもうゾンビ以上の格好の標的ですよ!

医者:なにちょっと上手いこと言ってんですか!それ言えるなら大丈夫ですよ頭良いですよ!

ゾンビ:そんなことないんですよー!
この前クシャミしてからガッキーとベッキーでいろいろあったのはどっちだか分かんないんですよ!

医者:相当頭悪いですね!!なんかその辺の記憶部分が鼻水と一緒に出たんですね!後者です!

ゾンビ:やっぱり僕はゾンビとして暮らしていきたいんですよ!なんか花粉症悪化させる薬とかないですか?

医者:ないですよ!誰がなんのために人生かけて開発するんですか!

ゾンビ:もういいですよ冷房かけてフトンかけずに寝ますよ!

医者:勝手にしろよ!

(1週間後。)

ゾンビ:先生!またゾンビに戻れました!

医者:ちょっとあなたのこと研究させてもらっていいですか?



なかなか自分では好きなんですが終わり方なんだよなあ。良い感じに終わるのってなんでこんなに難しいんだろう!



今日も最後までありゴトウ!