子ども3人に父の日をスルーされている夫。


今日は何の日?って朝から次女に聞いてた。


歪んだ正義で自分の思う愛情をかけて育ててきたつもりなんだろうけど、子どもたちにとっては恐怖で支配された幼少期の記憶しかない。


何が今更父の日だよ。


夫が席を外してから、次女が私に


「父の日ってあんなに強要されるもんなの?」

って半笑いで聞いてきた。


次女はこの前、幼い頃に夫に髪の毛を掴んで玄関まで引きずられた話をしていた。


正直、私はその光景は覚えてない。


夫の怒鳴り声、机や壁を叩いて威嚇する音、子どもたちの泣き叫ぶ声…


色んな記憶が断片的に残っているけど、次女が言うその光景は私の記憶の中にはない。


娘は被害者で、私は傍観者であり加害者なんだと再認識する。


いつか私も痛い目に会うんだろうな。

夫と別れたところで私の犯した罪は消えない。

自分のしてきたことの責任はどう取ったらいいんだろう。

これからどう償っていけばいいんだろう。


こんな私のために母の日や誕生日を大切にしてくれる子どもたちに申し訳ない。


私は家庭を守るためだと信じて、間違いなく子どもたちではなく夫を優先してきたのに。

今思えば守りたかったのは家庭じゃなく自分自身だったんだ。


父の日も母の日も我が家には無くていい。

私たちにそんな資格は無い。


そんな風に気持ちが落ちる父の日。



結局、誰にも感謝されることなく今日が過ぎていくのに、夫は定位置のソファーでアホみたいにイビキをかいて寝てる。


目が覚めたらどうせ


「俺はこんなに色々尽くしてるのに父の日に何もしてくれない」


とか真顔で言っちゃうんだろうな。


そのまま呼吸止まって○んじゃえばいいのに