こんにちは、まるモフです!
今回は、<ヒメウォンバット>の記事になります。
カンガルーやコアラと同じ有袋類の動物で、
とても人懐っこく、ずんぐりした体型からとても人気がある動物です。
今回は、けものフレンズ3に<ヒメウォンバット>が実装されたので、一体どんな動物なのか
生態などを見ていきたいと思います。
ヒメウォンバット
一般にウォンバットと呼ばれる動物はほとんどが<ヒメウォンバット(コモンウォンバット)>、と呼ばれる種になります。
名前の由来は<ダルク語>から由来し、Bare-nosed wombat(むき出しの鼻)から名付けられています。
分類
哺乳綱双前歯目(カンガルー目)ウォンバット型亜目ウォンバット科ヒメウォンバット属
ウォンバットはカンガルー、コアラ、フクロモモンガなどが多く属する<双前歯目>に分類され、
その中のコアラを含むウォンバット型亜目、ウォンバット科ヒメウォンバット属に分類され、3種のみで
構成される<有袋類>の動物です。
ウォンバットは形態や分類上、コアラに近縁であり、穴居性と樹上性にすみわけるようになりました。
○ヒメウォンバット
○キタケバナウォンバット
○ミナミケバナウォンバット
更にウォンバットは、ヒメウォンバット、キタケバナウォンバット、ミナミケバナウォンバットという3種が現存しています。
一見、どの種もおなじみに見えますが、明らかな違いがあります。
上図は、上からヒメウォンバット、ミナミケバナウォンバット、キタウォンバットを横から見た図です。
一目でわかるように、3種は大きさがに違いがあり、体重も異なります。
また、鼻に毛があるかどうかも見分けるポイントで<ヒメウォンバット>のみ毛がありません。
○有袋類
画像:母カンガルーのお腹に入っているカンガルーの子供
少し有袋類について触れておきます。
基本的に哺乳類は、<真獣類>と<有袋類>に大まかに分かれることができ、メスの
お腹の部分に子供を出産、育児を行う袋<育児嚢>と呼ばれるものがあるグループの動物は
<有袋類>と呼ばれる種になります。
ただ一部例外の種も存在し、北アメリカに生息する<オポッサム>や<フクロアリクイ>などは育児嚢をもっていません。
○双前歯目(カンガルー目、2門歯目、有袋目)の動物
主な特徴として、双前歯目は名前の通り、歯が2方向に分かれ、臼歯が発達しており、犬歯ほとんどありません。
種の大半が<育児嚢>を持っており、その中で授乳、出産、育児などを行います。
食性はほとんどの種が、草木、果実などの植物食ですが、合わせて一部昆虫や鳥類などを捕食する雑食の種も存在します。
絶滅種では<ティラコレオ>などが属していました。
双前歯目はさらにカンガルー型亜目、クスクス型亜目、ウォンバット型亜目に分類されます。
有名な動物を3種あげました↓
・アカカンガル―
カンガルー型亜目カンガルー科カンガルー属
・コアラ
ウォンバット型亜目コアラ科コアラ属
・フクロモモンガ
クスクス型亜目フクロモモンガ科フクロモモンガ属
生息状況
赤線がヒメウォンバット(コモンウォンバット)
緑線がミナミケバナウォンバット
紫線がキタケバナウォンバット
○生息地
オーストラリア南部から南東部
クイーンズランド南東部、タスマニア島(クレイドルマウンテン国立公園)、ニューサウスウェールズ州東部
ビクトリア州南部、南オーストラリア州南部
基本的には、陸上、穴居性の動物で、低木林や草原、ユーカリ林などで群れで生息しています。
タスマニア島の<クレイドルマウンテン国立公園>は世界自然遺産に登録されている場所で、
その中に多くの個体がいるそうです。
○国際保護連合による区分
LC:軽度懸念
ヒメウォンバット
CR:絶滅寸前種
キタケバナウォンバット
現在、<ヒメウォンバット>はオーストラリアの州の保護対象動物に指定されているので、絶滅の恐れはないとされていますが、
上図の生息地を見る限り、<キタケバナウォンバット>はクイーンズランド州の一部のみの分布なので、絶滅寸前種に指定されています。
穴居性という習性から、掘った穴に車両が落ちたり、アナウサギが抜け穴として使ったりと害獣として扱われることがあり、
その為、駆除対象にされたり、開発、交通事故、ディンゴやタスマニアデビルなどの捕食者による数の減少が懸念されています。
食性
ウォンバットは主に草や木の皮、根、キノコなどを主食とする植物性です。
野生化のウォンバットは水分を食物からとることができるので、水分補給はあまりしません。
形態
体長:90~115CM
尾長:2.5CM
体重:19~33kg
寿命:12~15年、飼育下では25年
毛色:粗く、灰褐色
大きさは、イエイヌの中型犬ほどの大きさで、ずんぐりとした丸い体系が特徴で、メスのほうが大型です。
見た目とおり結構重いです。
有袋類なので、お腹の下に育児嚢がついており、袋の入口が後ろを向いています。
これは、穴を掘るときに土が入らないようにすると言われています。
大きな手と鋭い5本の鋭い爪は、穴を掘るのに特化しています。
ウォンバットは穴を掘るときにお尻が無防備になるのですが、
お尻の表面は軟骨が非常に近く、めちゃめちゃ硬いです。
その為、後ろから捕食者が攻撃してきたときにお尻を突き上げることで、防御や攻撃に使うことができます。
威力はすさまじく、捕食者の頭蓋骨を簡単に砕くほどです。
夜行性で穴居性なのか、視力はあまりよくなく、その代わり聴覚や嗅覚はすぐれています。
習性や能力
ウォンバットは基本的に穴を掘って活動することに特化しており、
1日に最大90kmの長さの穴を掘ることもあります。
季節によって活動が変わり、夏季は夜行性で巣穴を作り過ごします。
冬季では昼行性で地上で餌を求め活動します。
曇りなど天候によっても活動が変わるそうです。
走る速さは、ずんぐりとした見た目以上に早く、最大時速40km/hの速さで走ることができ
自転車を全力でこいだ速さに匹敵するほどです。
ウォンバットはとても人懐っこい動物で、人との接触があるかないかで、体調や精神状態にも大きく影響されます。
しばらく人ととの接触がなかったウォンバットは、うつ病になったという報告があります。
キューブ状の糞
ウォンバットいえば、とても特徴的な四角い糞をすることで有名ですが、
腸の特殊な構造となわばり意識の関係があるといわれています。
ウォンバットの腸は部分的に筋肉の厚さや動きが他の動物と比べると特殊で、
角柱状にまとまり易くなると言われています。
また水分の摂取量や生息環境にも影響し、動物園などの飼育下では、水を多く与えるのでフンは四角い形にはならないそうです。
縄張り意識が強い関係上、岩の上で糞をし縄張りの目印にするので、転がり見失わない
四角い形の糞はとても都合がいいといわれています。
ほかにも役割があるのかどうかは現在研究中だそうです。
動物園
ウォンバットは日本の動物園でも見ることができますが、
飼育展示されている動物園は2園のみになります。
・茶臼山動物園(長野県)
茶臼山動物園 (chausuyama.com)
五月山動物園公式 (satsukiyamazoo.com)
ユウ、ユキ、ワイン、フク
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