壱御ヶ崎アニマルワールドにて初の霊長類「テングザル」展示しました!
主に東南アジアの密林に生息している霊長類であり、オスを中心とした群れで、生活をしています。
今回は、オス2頭、メス2頭を展示することにしました。
上:オス 下:メス
和名の由来ともいわれている、特徴のある長い鼻ですが、
主に共鳴管の役割とメスに対してのアピールにも使われるそうです。
なので、より大きいほうが、モテるので、オスのほうが長く発達してるんですね!
壁際を熱帯の岩を敷き詰めて、周りを木で囲み、熱帯の自然を演出しました。
お客様からは高台から見下ろして観察するような形にしました。
霊長類は、地上か樹上棲が多く、基本的には泳ぐことをやめました。
ですが、指先に水かきがついていて、泳ぎが得意なんですね!
なので、展示場では、自由に泳げるように池を設置しました。
霊長類では珍しく、「反芻」を行うことで知られています。
テングザルは実は胃が4つあって、消化が難しいセルロースを何回も反芻しながら、消化できる体の構造を
しているんですね。
草食動物に多い反芻ですが、霊長類では、このテングザル一種のみだそうです。
プランテーションの農地開発や結石の薬効目的の狩猟により、現在は絶滅危惧種に指定されています。
日本の動物園では、神奈川県の<横浜市動物園ズーラシア>でのみ観察することができます。
アラフェネさん (@hiroichgo123) / Twitter