(仮称)地域コミュニティ税について!私の3月議会質問の内容です。
(仮称) 地域コミュニティ税について
私は、市民の代表として、議会議員として、3月議会にて、下記のとおり、一般質問において、市民の声を訴えを致しました。
質問1
(仮称)地域コミュニティ税の創設についてであります。
この件につきましては、1月中旬であります。私の地元の各自治会の会長さんに、地域コミュニティ課の出前講座を活用して、自治会加入者の方に対して住民説明会を開催して頂くようにご相談をいたしました。
各自治会の役員の皆様には、ご理解とご協力を頂き大変お世話になりました。
その結果、2月7日の一の宮自治公民館を初めとして、2月18日の昭和自治公民館を最後に、計8箇所の自治公民館において住民説明会をさせて頂きました。
なぜ、私が住民説明会を必要と判断したかと申しますと、本年の一月の市広報紙にて(仮称)地域コミュニティ税の創設について、市民の方に告知されました。
告知以降になって、身近な方や知人の方との話題として多くりました。
そして、私に届いてくる声には、例えば、賛成意見として■新税の趣旨も理解できるし、年間五百円であればいいんじゃないですか。■地域コミュニティ活動交付金を活用して、早く地域活動に役立てたいとか、
または反対意見として■1月の市広報誌を見て初めて知りました。何で新たに税金を、市民が負担しなくてはならないのですか
■1月の市広報誌に掲載される内容を見て、読むだけで理解、納得できる市民は、一体どれだけいるのでしょうか。■何で、今年の4月からの導入なのですか、とか、いろんなご意見でありました。賛否を交えて様々な反応がありました。
その時、私が認識していた程、広く市民の方たちには、まだまだ情報が行き届いていないのでは、理解をして頂くほどの説明責任ができていないのでは、と感じたからであります。
そこで私は、少しでも多くの市民の方に対して、(仮称)地域コミュニティ税の創設について、もっと、出前講座にて具体的に内容を直接聞いていただくことが大切であり、その上で、どのような反応をされるのか、どのようなご意見をお持ちなのかを、少しでも多く知っておく必要があると考えたのであります。
しかし、各会場とも、私が予想していたほど参加者は多くなかったと思います。
その状況を見て、すでに理解されている方が多いのか、まだ、分らなくて、無関心の方が多いのか、どう捉えるのかは、まだ、判断し難いと感じました。
しかし、参加者の方からは、賛否問わずに本当に貴重なご意見や反応を多くいただきました。今回の住民説明会の開催の意義は、大いにあったと感じました。
参加して頂いた皆さんの貴重な声を、反映できますよう質問に入ります。
先ずは、3点についてお尋ねいたします。
1点目は、(仮称)地域コミュニティ税の必要性について
2点目は、市民への告知・周知については、どの様な取り組みをされているのか
3点目は、先ずは、自治会の未加入者をなくして、自治会の充実を図る方が、先ではないのか、というご意見が多くありました。
本市の単位自治会の未加入対策への取り組みについて、また、その取り組みが、なぜ加入率向上に思うように繋がらないのか、その原因については、どのように認識されているのか
答弁を願います。
質問2
次は、(仮称)地域コミュニティ税の必要性についてでありますが、先程市長から、地域コミュニティの再生、地域の活性化を目指して、これからの住民自治への思いを含め、具体的に分りやすくご答弁いただきました。
また、市民への周知については、あらゆる仕組みを通じて、手段を講じて最大限に積極的に取り組んでいるとの答弁でありました。
そして、単位自治会の未加入対策等についてですが、答弁にて、本市が具体的に対策や対応を実施されているのは分りました。
しかし、自治会未加入者の声として、自治会に入らなくても生活するのに不便はない・人付き合いが煩わしい・自治会の役員が回ってくるからという意見に、具体的な活動が見えない等の、加入のメリットが余りないとの多くの意見があると説明がありました。
なるほど、利己主義的な自分達を正当化するごもっともな理由がいくつもありました。自治会は任意団体ですから、当然入会も退会も自由であります。強制力はない訳ですから、自治会役員の方が、いくら加入促進を努力されても、先程の理由も原因となって思うような効果が上がらないのであります。誠に残念であります。
それでは、次の4点についてお尋ねいたします。
1点目は、(仮称)地域コミュニティ税の必要性について、市民の方が、現時点において、どの程度、理解されていると思っているのか。
2点目は、仮に(仮称)地域コミュニティ税が導入された場合
地域まちづくり推進委員会が、地域コミュニティ活動交付金を受けて、事業として予定している内容は、自治会等の地縁団体において、現在取り組んでいる内容と重複している内容と重複している事業がいくつもあり、大変わかりにくく、もっと役割の明確化をする必要があるとの、ご意見が多くありますが。
この点については、どのように対応されているのか。
3点目は、同じく仮に新税が導入された場合、現在の、単位自治会の会員の退会者が、増えるのではないのか、または、未加入対策に影響が出るのではないのか。または、単位自治会の崩壊にも繋がるのでは、とのご意見も多くあるのですが、この点について、どのように受け止めて、どのように対応は考えているのか。
4点目は、市民の方の不安の一つには、仮に新税が導入された場合に、その後に、今回の500円の税額が、だんだんと増額されることはないのか、との声があります。
この点については、どのように考えているのか。
答弁を願います。
質問3
(仮称)地域コミュニティ税の創設についてであります。
先ずは、(仮称)地域コミュニティ税の必要性について、市民の理解はどの程度なのかと質問致しました。答えとしては、市としては市民への周知については、新聞、テレビでの広報、市広報紙や地域協議会だより、チラシ全戸配布や延べ349回にわたる地域協議会、合併特例区協議会、各種団体等での説明会や出前講座の開催等、最大限に積極的に周知活動には取り組んできたとの答えであります。
すでに地域協議会の約9割の方々から、早期導入を求める要望書が出されているとのことで市としても大変重みを感じているとのことであります。
確かに、地域協議会の委員の方たちは、地域の活性化や地域再生のために、地元の各種団体の代表として、日頃から先頭にたって活躍されている方が殆どであると、私も理解しておりますので、その9割の重さは、市民の大きな民意のひとつであると受け止めなくてはならないと思います。
私は、(仮称)地域コミュニティ税の必要性については、昨年から関心を持って検討してきておりますから。趣旨目的から導入後の活用方法や活用による成果についても、これまでの市長をはじめ、市民部長の説明にて、その思いが、中身が、伝わってくるのでありますし、だから必要性も理解できるのであります。
しかし、広く均しく市民の方に理解されているのか、合意形成は得られているのかと考える時に、現時点では、どちらともまだ判断をしかねる状況であります。
なぜかと申しますと、私は、議員として、多くの市民の方とのネットワークを持っています。幅広いエリアと世代間をとおして、いろんな情報を得る事ができます。
その方たちから聞こえてくる共通したご意見は、
一月の市広報紙の告知によって、関心を持ち始め、今ようやく新税導入の必要性に理解をし始めたところであって、詳しい中身やその仕組みについては、まだ理解できていない状況であると言うことであります。
500円が、だめとは言わないが、いくら何でも、4月からの新税導入は、拙速過ぎだと思います。との内容であります。
それこそ、地元の出前講座に参加された方からも、同じ内容の意見が多く出されております。
私は、市当局が認識している市民の理解度と実状は、まだ、開きがあると感じています。
私は、あらゆる状況を踏まえて、冷静に慎重に対応することが望ましいと考えております。
そして、市民経済委員会の委員ですから、この続きは、その場で、真剣に討議に取り組んで参ります。以上で私のすべての質問を終わります。
私たちの地域のまちづくりについて、地域コミュニティ税の創設・導入が提案されたことを契機として、市民の関心と意識の高揚に繋がることに期待を致します。