舞台「オッケイ」~川久保 晴(さえ)と言う人~ | アラカンおかんの「思い立ったが吉日」

アラカンおかんの「思い立ったが吉日」

年齢も、性別も、容姿も言い訳になんかしない。

笑って、泣いて、感動して

「思い立ったが吉日」

生きてるって素晴らしい!

2020年に『23歳』という舞台を見てきた。

私の大好きな役者さん「川久保 晴(さえ)」の一人芝居である。

 

#3 APOFES2020『23歳』を観てきた! | アラカンおかんの「思い立ったが吉日」 (ameblo.jp)

 

 

 

そして今日は下北沢にて彼女の一人芝居の単独公演第一回目を見てきた。

 

 

「学生」「27歳」「オトナ」の3本の芝居。

 

「27歳」。。。そう、さえが27歳になったのである。

ストーリーのベースは「23歳」と一緒だが、27歳になった彼女の捉え方で表現されていた。

 

改めて「23歳」を観た時の自分のブログを読み返して、うんうん、やっぱそうだったよな。と思ったのは、

当時は彼女の矢継ぎ早のトークがてんこ盛りだったこと。どうやったらそんなに口が回るのか。

ものすごいセリフ量とスピードと、目の前にあるものすべてでボケ倒す勢いと。そんな彼女が印象的だった。

 

そして今日、27歳の彼女は変化していた。

面白い所は徹底的に面白いし、彼女の視線の先にはハッキリと対話をしている相手が存在しているし、

1つ1つのお芝居を丁寧に紡いでいるのは変わらず、進化すら感じた。

一番大きな違いは、「間」の取り方だろうか。

今回はたっぷり間をとる場面が多かった。かつてなら「しゃべっていた」箇所を沈黙で芝居しているのが分かった。

同行した息子は、以前に比べてメッセージ性を強く打ち出したかったんだろうね。と言っていた。うんなるほど。私は、彼女の喋りの間合いも好きだが、沈黙の演技も好きだ。ただ沈黙の演技はこちらがどう見るか、どう感じるかが大きくなるのか、彼女が伝えたかったメッセージを全部受け止めてあげられなかった気がして、それがちょっぴり残念な気がするのである。

舞台は、表現する側の意図を明確に伝えたい。という考えと、観る人がどう受け止めても自由という考えとに分かれると思う。

彼女は思い切り前者で取り組み、後者で本番を演じるのではないか。と勝手に思っている。

 

いつかそんな話でもできる時間があればしてみたいと思う。

 

彼女と出会ってもう7年。彼女の事、本当に好きだなぁ。

娘の様に応援している彼女の舞台、笑いながら少し目頭が熱くなった。