イクメン日記・・・ | ON-JINオフィシャルのブログ

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最近 ちょっとお休みして
私が経営する会社で運営している
アパレル・ブランド
「shoeshine2011」の
ショップブログの更新を
していましたあせる
*もしよろしければ…
 のぞいてみて下さい
 『shoeshine2011 staff』


今日 3月11日
14時46分
色々な思いで 
その時を静かに
ただ、静かに過ごしました。

妻は 息子を
抱きしめながら…


あの日 我が家は
まだ6ヶ月ほどの息子を車に乗せ
たまたま 僕の仕事が
休みになったため
妻の「確定申告」に行き


のんびりと家族で帰宅車


自宅前の路地に入った
その時

14:46…

人生32年の中で
味わった事のない感覚

道が
町が
家が
電信柱が
車が
見えるもの全てが
歪んで見えた…
恐怖の
あの地震が起きたのです。


ぐにゃぐにゃと曲がる
真横に立つ電信柱…

とっさに
「この電柱が倒れてきたら
 後ろの息子と妻のところ…
 移動しないと」
そう考え 車を少しだけ移動


地震が落ち着くまで
身動きが取れない


さらに
通じない携帯…


安否の気になる義理の母


そして、落ち着いてから
自宅に入り
TVを付けた瞬間
そこには、言葉に表せない
想像を絶する映像が流れ
恐怖と失望で言葉を失いました。


さらに報道によって
被害が大きな場所が
「東北」と知ったときには
妻の祖父・祖母と
連絡が取れず
安否の確認すら取れない…


病気で入院している
義祖母は大丈夫なのか…
心配で仕方が無い時間を過ごし


本当に「生きた心地のしない」
3月11日という1日だった事を
覚えています。


時間が経つにつれ
明らかになる想像を
超える被害の大きさと
被災した方
亡くなられた方々の数


テレビに映る
「死者の人数」

アナウンサーが伝える
「死者は、さらに増える見込み」


その言葉を聞いて
「これ以上 増えないでくれ
 簡単に「増える見込み」なんて
 いってんじゃねぇ~ぞ」
そうつぶやいてしまった事も
覚えています。


私もマスメディアで
「伝える」事を
仕事にしています。


もちろん震災後も
生放送…というお仕事が
ありました


だけど、何を伝えたら良いのか
どんな音楽で
何を届ければ良いのか?

「勇気」
「笑顔」
「元気」

そんなもの
いま、この時に
誰も求めてないのでは?


そんな自問自答を
繰り返しながら
連日 テレビに映る
言葉を失う映像を見ていました。


ただ、僕に出来る事なんて
ほんの小さな事
だから、出来る事を…
そう思い
仲間とともに
元気になれる音楽を
沢山、沢山集めたCDを作り
それを1枚にして
避難場所である体育館で流したり


これが、そのときに僕が出来た
唯一のことでした。


息子と同じくらいの年齢で
津波に流され
命を失った子供たち


息子と同じくらいの年齢で
親を失った子供たち


そんな現実があり
そのことを思うと
今でも胸が締め付けられる
感覚があります。


今でも色んな苦しみのもとで
復興に向かい
懸命に前を見続ける人たちが
沢山います。


だから、今は1年前の3月11日
この日を忘れない様に
伝え続ける事が必要で
消えていかない様に
どんな形でもいいから
残していかなければいけない


その1つとして
まずは、我が子に
3月11日を伝えていく事
それが必要だと思っています。


そして、我が子に
「食べる事」
「寝る事」
「元気でいること」
「生きている事」への
感謝を忘れない様に
伝えていかなければいけない。


そう思っています。


まだまだ大変な現状だと思います。
テレビや報道で伝えられている以上の
悲惨な現実が沢山あると思っています。


だからこそ
自分も含め皆が
今 出来る事を1つで良いから
やっていければ
それは、凄い力になると思っています。


1年がたった今日という日が終わったら
「終わり」ではなく
また、ここから新たな1年の始まりだと思います。


軽い言葉に聞こえてしまうかも
知れないけれど


がんばろう 日本!