前項からの続きで。
天孫降臨の邇邇藝命(ニニギノミコト)の奥様。
邇邇藝命は彼女が美しくて、ひと目ぼれしたのです。
※天孫降臨がどんなものかは、割愛します。
コノハナノサクヤビメは一夜を共にしただけで身篭りました。
それを聞いたニニギは、「たった一夜で身篭る筈はない。それは国津神の子だろう」と言った。
(失礼な)
コノハナノサクヤビメは、
「この子が国津神の子なら、産む時に無事ではないでしょう。天津神の子なら、無事でしょう」
と言い、戸のない御殿を建ててその中に入り、産む時には御殿に火をつけた!
天津神の子であったので、無事に三柱の子を産み終えた。
火が盛んに燃えている時に生んだ子をホデリ、
火が弱くなった時の子をホスセリ、
火が消えた時の子をホオリ、またの名をアマツヒコヒコホホデミという。
ちなみに、富士浅間神社や箱根神社に祀られております。
美しい姿ですが、もと(中?)は火山。
熱い女に、とてもお似合いです。