木花咲耶姫命(コノハナサクヤビメ)と富士山 | ⋆

前項からの続きで。


天孫降臨の邇邇藝命(ニニギノミコト)の奥様。

邇邇藝命は彼女が美しくて、ひと目ぼれしたのです。

※天孫降臨がどんなものかは、割愛します。


コノハナノサクヤビメは一夜を共にしただけで身篭りました。

それを聞いたニニギは、「たった一夜で身篭る筈はない。それは国津神の子だろう」と言った。

(失礼な)


コノハナノサクヤビメは、

「この子が国津神の子なら、産む時に無事ではないでしょう。天津神の子なら、無事でしょう」


と言い、戸のない御殿を建ててその中に入り、産む時には御殿に火をつけた!

天津神の子であったので、無事に三柱の子を産み終えた。


火が盛んに燃えている時に生んだ子をホデリ、

火が弱くなった時の子をホスセリ、

火が消えた時の子をホオリ、またの名をアマツヒコヒコホホデミという。


S I N G - O N  『 え ん 』








ちなみに、富士浅間神社や箱根神社に祀られております。


美しい姿ですが、もと(中?)は火山。

熱い女に、とてもお似合いです。