全摘したら
穿通枝皮弁法でキレイな乳房再建をする!
を 心の拠り所にしてきましたが…

結果は、
皮弁(お腹の皮膚)が乳輪の位置からズレ、
健側より小さな乳房という
お粗末な結果でした。


その理由を私なりに考えてみました。
あくまでド素人の詮索です。


先日の診察で S医師から
「血行の良い使える脂肪は全て使ったよ」
と言われました。

術前の穿通枝の血流のチェックは
OKでしたが、
結果的に私の血管の血行は良くなくて
使える脂肪が足りませんでした。

S医師「生活習慣で改善されるものではなく
解剖学的に血行が悪い」。

それでも
運動して少しでも血行を良くしたり、
痩せて健側の胸を小さくしていたら、
結果は違っていたのかなぁと
猛反省しています。


胸の傷痕は正面に長く斜めにあります。
この斜めの傷痕と
健側の乳輪と水平の高さが交差した位置が
皮弁の位置となり、
将来の乳輪の位置となるのが理想です。

しかし、
再建に必要な脂肪が足りなかった事や、
乳腺外科で出来た傷痕の傾きが急である事
( 平行に近い緩やかな傾きの傷痕だと
左右にもってこれる余裕がある )
が重なり、
皮弁の位置は乳輪の理想の位置から
外側 (腕側) にズレてしまい
乳房がパッチワークになりました。

全摘→エキスパンダー→乳房再建 して
傷痕が どう位置して
皮膚が どう伸びるかは
実際、手術してみないと
分からないのかもしれません。

皮膚の伸びは、S医師曰く
「全摘の時、ガッツリ皮膚を取ると
皮膚の伸びは悪い」、
「乳輪もマージンをつけて取るから
その分 残った皮膚は少なくなる」
そうです。


『こんな結果なら
シリコンにすれば良かった』と
術後に悔やみましたが、
あの時の私の頭の中は
憧れの穿通枝皮弁法で一杯でした。

手術を受けた事は後悔していません。

私は病気を受け入れても
治療に前向きでもありません。

ただキレイな乳房再建を果たしたいだけです。