診察の終わりに
「次回の診察は3ヶ月後…」と言われると、
『ずいぶん先だなぁ』と
進まない乳房修正に焦りますが、

診察の日が近づくと
『いよいよ!』と思います。


いつもの形成外科に行ってきました。


今日は、見かけない新人 (?) の女性がいて、
「では、脱いでお待ち下さい」と言いつつ
診察室のカーテンを 一旦 閉めかけて…
開けて ( ‼︎ ) …不愉快でした。


「どう?元気でしたか」と
S医師の明るい声がして診察スタート…


「おへその傷痕は細いのですが、
お腹の傷痕も 縫い直したら
もっと細くキレイになりますか?」

→お腹の傷痕は十分キレイですよ。
縫い直しても同じ結果だと思うよ。


私「傷痕…キレイですか?」

医師「おへその傷痕は どう思うの?」

私「うーん…あるなぁと、気になります」

医師「もうテーピング止めていいですよ」

私「傷痕 見たくないので、貼っています」

医師「傷痕 こだわるネー」

私「こだわります」。


お腹も胸もテーピングしたまま写真撮影。


私「術側の胸の脇にある変な皺のライン…
力を入れると より強く引っ込むのですが
どうにかなりますか?」

→胸の筋肉の動きにつられて
できちゃうんだよね。
外科手術ではどうにもなりませんが
時間が経つと目立たなくなります。


「移植したお腹の皮膚に
再建乳輪が収まるようにして下さい」

→それは難しいなぁ。
全摘で胸の上の方の皮膚が
あまり残っていなかったのか、
乳輪 乳頭を摘出する時
周りの皮膚も取るし、
伸びにくいんだよ。


「胸の上の方にエキスパンダーを入れて
皮膚を伸ばして 、
手術で傷のラインを
再建乳輪内に収まるようにして下さい」

→それは、やった事ないからしません。
エキスパンダーを入れてる間は目立つよ。


「目立っても構いません」

→セカンドオピニオンを探して
他の先生に相談して下さい。
紹介状、書きますよ。


「S先生より良いお医者さんを探すのは
大変です。紹介して頂けませんか?」

→そんな事ないよ。東京に一杯いるよ。
僕から紹介はできないなぁ。


S医師としては、
胸と 移植したお腹の皮膚の凹んだ境いに
脂肪注入で滑らかにして、
アンダーラインを作って、
乳房の形を整えた後
乳輪乳頭を作って、
お終いにしたいようです。


「移植したお腹の皮膚が、
なぜ 乳輪の位置にこなかったのですか?」

→そんなに簡単にはいきません。

…術前に
「お腹の皮膚を乳輪の位置に移植する」
と仰ったのはS医師で、
違う結果になった簡単ではない理由を
執刀医としてキチンと説明して欲しいです。


「レーザー脱毛を考えているのですが、
レーザーが傷痕に照射されると
傷痕は より細く目立たなくなりますか?」

→傷痕は白くなって完成されているから
もう変わらないと思います。


「ブラジャーは、
ワイヤー入りのも大丈夫ですか?」

→いいと思いますよ。


乳房全摘という地獄のような手術は、
肉体的にも人生にも
ダメージは本当に大きいですね。


これからも
S医師にお任せしたいと思っていましたが、
治療方針が違ってきて
私の理想ではなくなったので
胸の上の方にエキスパンダーを入れて下さる
医師を探します。

S医師から見離されちゃうのかな。

胸の赤い傷痕は殆どないのですが
次回の診察は半年後…。

不安で気持ちは混乱していますが、
キレイな乳房再建は
私の生きるモチベーションです。


期待とは裏腹の
とても疲れた一日になりました。