乳腺外科に行ってきました。
質問をしました。
「左胸を全摘する前に、
乳ガンの肺転移が分かっていたら
私の乳輪や乳頭は残せましたか?」
2年前の7月の全摘オペの前、
乳房温存も、乳輪 乳頭の温存も、
エキスパンダー挿入も望みましたが、
どれもダメで、ただの全摘でした。
その後、
放射線治療を始める時に受けた
CTで肺転移が見つかり、
放射線治療は一度もしませんでした。
術前のCTをしなかったのは
医師の方針で、
CTをしない説明はありませんでした。
もし、全摘の前にCTをして
肺転移が分かっていたら
放射線治療はないから
エキスパンダー挿入はできたハズ。
遠隔転移を避けるため
泣く泣く乳輪 乳頭を全摘しました。
遠隔転移している場合、
乳輪乳頭を温存する選択もあります。
もちろん、
乳輪乳頭を温存するリスクは残ります。
ただ、ハッキリ知りたい。
医師「そうですねぇ、腫瘍が小さい場合 (2センチ以下) で腫瘍と乳輪乳頭との間が十分確保できるなら温存はありますが、腫瘍が大きい場合は温存はしません。それでも温存を希望されるなら他の病院をお勧めします。
肺転移が事前に分かっている場合は…考え方にもよりますが…(悩)」
私「肺転移した患者が強く望んだ場合ではどうですか?」
医師「患者さんが望むとかではないです」。
机の上に、いつものRedBullはなく、
医者の発言のキレが冴えません。
医師「乳輪乳頭の温存は希望されましたか?」
私「はい」
医師「……」。
乳輪 乳頭の再建は
乳房再建より難しいかもしれません。
色の表現が豊かなタトゥーは
自費だから高額、
数年後に色が抜ける心配があります。
鼠蹊部 (そけい部 ) の皮膚による
自家組織の再建は
健側と色の差が出た場合の調整は
どうなのでしょうか?
皮膚を縫い合わせた再建乳頭は
将来 平らになりやすいようで
軟骨を使っても吸収される事があるようです。
私の健側の乳頭は大きくないので
移植するには足りません。
命を救って下さった医師ですが、
女性にとって大切な乳房を
切り取ってお終いの乳腺外科の感覚は
術後の女性のQOLや形成外科への配慮が
疑問です。
私の例は ほんの一例に過ぎませんが、
乳ガンの告知を受けて悲しみの中でも
医者の言いなりにならず
質問力を持って頂きたく
また、納得した治療を受けて頂きたく
ブログにしました。
病院の壁にあります。