昨年、胸にエキスパンダーが入った時
「乳房再建のチケットをやっと手に入れた」
と、思いました。
乳ガンになって人生の大切なものを
いくつも失ってしまいました。
せめて女性として見た目を取り戻したいと
願いました。
乳房再建の日程が決まりました。
待ちくたびれました。
嬉しくはありません。
絶望感や 悔しさや 惨めな気持ちが強く、
仕上がりや傷痕の不安があります。
赤みが薄くなってきた傷痕を乳房再建で
また傷にするのが勿体なくて
私「傷痕が目立ちにくいアンダーバストのラインで切る方法もありますか?」
医師「ありません」。
医師「穿通枝皮弁法の術後の管理があるので、個室に入って頂きます。看護師が状態を頻繁にチェックします。個室でいいですか?」
私「イヤとは言えないですよね。お願いします」。ホントはヤダぴょーん!
医師「お腹見せて。痩せてもいいけど太らないでね」
私「痩せたいです」
医師「お腹の脂肪、多くはないネ」
私「え" ⁉︎ そうですか?」
医師「胃の上に脂肪があるタイプだね。お腹にあればいいんだけど」。どう努力すればいいの?
自家組織再建は自前資源が豊富な人が勝ち。
乳首デカイ、乳輪大きい、出っ腹が良いのだ。
健側の鎖骨下〜乳頭〜アンダーバストまでの
立体な胸の長さを計り、
術側の皮膚の長さ(伸び)が まだ足りなくて
エキスパンダーに注水しました。
私の苦しみや願いを
本気で受けとめて下さったS医師に
感謝致します♡