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大人女性の「きれい」×「らしさ」を引き出すサロンOn-Colorを主宰しています堀川美紀です。
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映画「PERFECT DAYS」を観に行きました。
カンヌ国際映画祭で、主演の役所広司さんが最優秀男優賞に輝いた作品です。
東京の渋谷でトイレ清掃員として働く平山（役所広司）の静かに淡々とした日々をドキュメンタリーのように撮った映画です。
寡黙な男を演じているので、台詞がとても少ないのですが、役所さんの目線や仕草、顔の皺の動きで喜怒哀楽を演じていらして、受賞されるのも頷けます。
最近観た、役所広司さん主演の映画「素晴らしき世界」でも、元ヤ◯◯で殺人犯の役の激しい喜怒哀楽を演じていましたが、今回の方が難しかったのではないかと推察しました。
そして興味深いのが出演者の少なさ。
10人足らずの俳優さんしか出演していません。
エンドロールもキャストの名前の少ないこと。
それだけ平山という男の過分なモノやコトのない日常の世界を表現しているんだなと思いました。
さて、ネタバレしない程度にあらすじを。
平山の朝起きてからのルーティン、仕事のルーティン、夜寝るまでのルーティンがずっと続くのですが…
一見変わり映えしないシンプルな生活の中に、日々ちょっとした変化や喜び、感動を感じていて…
この人は今までどんな人生を歩んできた人なんだろうと映画が進むつれ興味深くなっていきます。
また合間合間に、木々の間から差し込む木漏れ日の光と影の映像美が流れて美しいのです。
余計なモノやコトを持たない人生の方が研ぎ澄まされて、小さな変化や幸せの感度が上がるのでないかと、この映画を通して教えもらったような気がします。
この作品はアメリカのアカデミー賞でも国際長編部門でノミネートされています。
一昨年に受賞した「ドライブマイカー」も西島秀俊さん（大好き❤）演じる舞台役者の再生を追った作品でしたが近いものを感じます。
またやってくれるのではないかと期待しています。ふふっ
また夏に行った山崎 貴展。
山崎監督の映画「ゴジラマイナス１」も視覚効果賞にノミネートされています。
アカデミー賞の発表が楽しみです
ちなみに…
映画の中で渋谷のお洒落で綺麗なトイレがたくさん出てきます。
これも日本が海外の方に誇れるモノとコトですね。
