今日はメンタルクリニックの予約日だったので、8週間ぶりに行ってきました。
この2か月の減薬状況、6日前を最後に服用していないことなどを伝えたところ、こちらから言うまでもなく、「薬はもういらないようですね。今回はなしということで」と言われました。
いつもしていた次回の予約もすることなく、「また来る時に予約してください」ということで、事実上の診察終了となりました。
今後、よほど精神状態がおかしくならない限り、受診することはないでしょう。
減薬、断薬による離脱症状(禁断症状)はまだ続いていますが・・・。

初診時には10年間も抗うつ薬や抗不安薬を飲むことになるとは思ってもみませんでした。
1999~2000年頃の「うつは心のかぜ」キャンペーンや「心療内科」という抵抗感のない診療科目の登場、学校・職場における「メンタルヘルス事業」で、「一般の人」にも精神医療が広まりましたが、やはり安易に受診するのは良くないと考えます。
確かに個人差はありますが、自分の場合は薬物療法で気分が楽になったという実感はなく、悩みが解決することはありませんでした。

過去のブログの「医療全般・医薬品」のカテゴリーに詳しい減薬、断薬の記録がありますが、通院していた10年間の抗うつ薬、抗不安薬の服薬履歴は以下の通りです。
【1】
抗うつ薬(SSRI)ルボックス(=デプロメール)・・・2004年10月~2011年7月(150㎎→0)
 <↓切り替え↓>
抗うつ薬(SNRI)サインバルタ・・・2011年7月~2013年12月(60㎎→0)
 <↓切り替え↓>
抗うつ薬(SSRI)ジェイゾロフト・・・2013年12月~2014年12月(25㎎→0)
【2】抗不安薬 デパス・・・2004年10月~2009年5月(1㎎→0)
【3】抗不安薬 セパゾン・・・2004年10月~2014年4月(2㎎→0)
【4】抗うつ薬(NaSSA)レメロン・・・2012年2月~2014年4月(15㎎→0)

いじめ、過労、パワハラ、精神的ショックなどでうつ状態になる人はたくさんいますが、環境を変えて社会的原因を解決しない限り良くなることはありません。向精神薬で劇的に良くなって治ることはないと思いますし、そういう話を聞いたこともありません。
精神医学の本質は「社会の型にはめる」ことです。そして家族が管理できないほどの自傷、他害行為をする「型にはまらない」重度の人は施設入所、精神科病院入院となる構図です。
(依然として日本は精神科の入院患者数がダントツで世界一)
製薬会社は気になる宣伝文句で薬を飲むように医師と一緒になって売り込みますが、本当に向精神薬が必要な人は、実際に服用しているうちのごく少数だと思いますし、大半の人は何年も飲む必要はないと思います。
(薬の効果と有害性を考慮して)
精神医療を受ける受けないは自由ですが、精神医学や向精神薬がどういうものか実態を述べている本や薬の添付文書をよく調べてからにした方がいいというのが率直な意見です。

【世界の人口1000人あたりの精神科病床数】
世界の人口1000人あたり精神科病床数

【精神科入院期間の世界比較】
精神科病院入院期間世界比較

【抗うつ薬の添付文書の一部】

抗うつ薬添付文書