相変わらず、抗不安薬と抗うつ薬の離脱症状が続いています。
抗不安薬セパゾンの減薬で発症した耳鳴りは断薬した4月以降も続き、今も悩ましい。
抗うつ薬ジェイゾロフトの減薬に伴う脳や心臓周辺がシンクロして「シャンシャン」「ビクン」となる症状もある。

去年の夏に3種類から減薬をはじめ、現在はジェイゾロフト1種類になり、そのジェイゾロフトも6mgまで減らしています。
(詳しくは過去の記事をご覧ください)

抗不安薬、抗うつ薬などの向精神薬を医師が飲ませ続けるのは、やめる時に苦痛が伴い、その危険性が分かってしまうこともあるのかも知れません。
飲み続けている以上、減薬、断薬で起こる離脱症状が出ることはないので・・・。
減薬、断薬を通じて思うのは、飲むのをやめるにあたって、様々な辛い身体症状が起こる薬が体に良いはずがないということです。
どんな薬にもメリットとデメリットがあり、メリットがデメリットよりどれだけ大きいかがその薬の信頼性だと思うのですが、向精神薬は特にメリットとデメリットのバランスが悪すぎます。
個人的に、抗不安薬と抗うつ薬を10年近く飲み続けても効果を感じたことがなく、服用をやめようとすると起こる様々な不快な症状が出現しているので、デメリットしかありません。
重度の精神病ならともかく、これだけ精神疾患のキャンペーンをし、うつや不安症の人などに飲ませるために薬を普及させるのは罪だと思えて仕方ない。

以前の自分もそうでしたが、人々は「医療=正義」だと無意識に信じているでしょう。
それだけに、薬による副作用は仕方ないと思い、効果が科学的に証明されていないのに「効く」と喧伝されれば信じてしまい、医療だからとそれらを受け入れてしまいます。
製薬会社の「罪」は永久になくならないのかと思うと、憤りを禁じ得ません。
これは精神科系の薬に限らず、血圧を下げる薬、コレステロールを下げる薬の過剰処方にも言えることです。

向精神薬売上推移

うつ病キャンペーン戦略

抗うつ薬添付文書

【抗うつ薬パキシル(SSRI)の添付文書より】

海外で実施した7~18歳の大うつ病性障害患者を対象としたプラセボ対照試験において有効性が確認できなかったとの報告,また,自殺に関するリスクが増加するとの報告もあるので,本剤を18歳未満の大うつ病性障害患者に投与する際には適応を慎重に検討すること。(「効能・効果に関連する使用上の注意」,「慎重投与」,「重要な基本的注意」及び「小児等への投与」の項参照)

【抗うつ薬ジェイゾロフト(SSRI)の添付文書より】

1.抗うつ剤の投与により、24歳以下の患者で、自殺念慮、自殺企図のリスクが増加するとの報告があるため、本剤の投与にあたっては、リスクとベネフィットを考慮すること。[「その他の注意」の項参照]
2.海外で実施された6~17歳の大うつ病性障害患者を対象としたプラセボ対照臨床試験において有効性が確認できなかったとの報告がある。本剤を18歳未満の大うつ病性障害患者に投与する際には適応を慎重に検討すること。[「小児等への投与」の項参照]

【抗うつ薬サインバルタ(SNRI)の添付文書より】

1. 抗うつ剤の投与により,24歳以下の患者で,自殺念慮,自殺企図のリスクが増加するとの報告があるため,本剤の投与にあたっては,リスクとベネフィットを考慮すること。[「その他の注意」の項参照]
2. 海外で実施された7~17歳の大うつ病性障害患者を対象としたプラセボ対照臨床試験において有効性が確認できなかったとの報告がある。本剤を18歳未満の大うつ病性障害患者に投与する際には適応を慎重に検討すること。[「小児等への投与」の項参照]

有効性が認められなかった薬が販売され、今も変わらず使用されている現実。
わざわざ副作用を買っているようなものです。