「第9回大阪アジアン映画祭」が7日、大阪市内で開幕した。
JR大阪駅5階の「時空(とき)の広場」では、オープニング作品の台湾映画「KANO」で顧問を務めた王貞治さんが「野球と、日本と台湾の交流がより盛んになればいい」と訴えた。
「KANO」は、日本統治下時代に台湾・嘉義(カギ)市の高校球児が甲子園大会に出場した実話を基にした作品。王さんは「現役の野球選手たちが一生懸命プレーした本物の野球映画だ」と解説した。

イベントでは大阪と台湾の交流を記念して、松井一郎大阪府知事と黄敏恵嘉義市長が王さんのサインボールにそれぞれサインし、交換。松井知事は「世界の王さんを大阪に迎えられて喜んでいる」とあいさつした。イベント会場には俳優の永瀬正敏さんや坂井真紀さんも出席し、観客を喜ばせた。

「第9回大阪アジアン映画祭」は16日まで、アジア映画の新作を大阪市内の映画館やホールで上映。関連イベントとして映画監督によるトークイベントやシンポジウムなどもある。

『大阪日日新聞』 2014年3月8日付


<引用は以上>


先日、紹介した台湾映画「KANO」が第9回大阪アジアン映画祭で栄えあるオープニング作品として上映されました。「世界の王さん」が出席しているのに、もっとメディアで扱ってほしいです。

この映画は実話で、日本が台湾を統治していた1931年に、台湾代表として甲子園に出場した嘉義農林学校が準優勝した話です。
選手役は全員、実際に野球をしている人をオーディションで選んでいるので、映像でみても、それが伝わってきます。
日本では今年末に公開されますが、日本人も知っておくべき話なので、できれば単館系ではなく、メジャーな映画館で全国ロードショーしてほしいです。

日本と台湾は政治レベルではなく、民間レベルで今後も仲良くしていけたら、素晴らしいですね。戦時中、日本が統治していた台湾は親日的ですが、反日思想のアジアの国(特亜国)と台湾との温度差は、一体なんだろうと思います。


「KANO」6分間予告編