先日、政府は子宮頸がんワクチンの危険性が高いことを遂に認め、積極的な勧奨を一時的に差し控える」と発表した。
国内だけで、2009年12月から今年3月の間に1968件の副作用報告(うち重篤症例は約360件)があったのに、今頃という感はぬぐえないが、国民をごまかし続けることはもう無理だと思ったのだろう。

 子宮頸がんワクチンは、ほとんど効果がないだけでなく、副作用の頻度がほかのワクチンに比べて非常に高い。
現在、接種されている子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)の「サーバリックス 」と「ガーダシル」について、それらの副作用がインフルエンザワクチンと比較して、サーバリックスは38倍、そのうち重篤な副反応は52倍、ガーダシルは26倍、そのうち重篤な副反応は24倍あり、厚生労働省の矢島健康局長もそれを認めている。

サーバリックスによる重篤症例
↑子宮頸がんワクチン・サーバリックスによる重篤症例


 いかに効果がないかは、3月28日の厚生労働委員会の質疑内容で、次のように明白になっている。
子宮頸がんを引き起こす可能性を持ったヒトパピローマウイルス(HPV)には、16型と18型があり、日本人一般女性のHPV16型・18型の感染率は0.7%(※)

感染しても90%は自然排出されるため、持続感染率は0.07%。

さらに、持続感染が軽度異形成に進行しても90%は自然治癒する。

したがって、中等度・高度異形成に至る人は0.007%。

ゆえに、99.993%の人は、HPV16型・18型による中等度・高度異形成(前がん病変)には至らない。

(※)調査データによって、数値は多少、異なります。

 HPV16型・18型によって、0.007%が中等度・高度異形成(前がん病変)に進行しても、細胞診とHPV-DNA検査の併用で、ほぼ100%発見でき、適切な治療で治癒率はおおむね100%と矢島健康局長が答弁。
細胞診とHPV-DNA検査併用の定期検診で、子宮頸がんにはならない。 

 つまり、ワクチンが不要であることが確認されたのである。

【何故、公明党は、不要と言えるワクチンを推進したのか?】


 子宮頸がんワクチンの無料接種を強力に推進したのは公明党で、つい最近まで、大した副作用はなく、効果的だと推進していた。

 5月27日付の公明党ニュースサイトでも、「副反応のリスクよりも子宮頸がん予防のメリットの方が高いことが分かっている」などと、明白な嘘をついている。
無責任極まりない!
公明党の松あきら議員の夫は、子宮頸がんワクチンを製造しているグラクソ・スミスクライン社の顧問弁護士を務めている。
国民には言えない、裏でのやりとりが見え隠れするのは私だけであろうか。

 これほど効果がなく、副作用の頻度が高いワクチンも珍しい。
「百害あって一利なし」と言っても言い過ぎではないが、国は今もなお、子宮頸がんワクチンの無料定期接種を継続している。