<2012年12月29日の記事の再掲>

 

 ここ数年、「伊達直人」の名前で、児童養護施設や乳児院にプレゼントを贈るという現象が各地で起きていますが、最初に「伊達直人」を名乗った人がどういう人か、群馬県高崎市の児童養護施設「フランシスコの町」の施設長が明かしました。

 

 「元祖・伊達直人」は、25日にも「全ての子どもに楽しいクリスマスを」と、前橋市の中央児童相談所へ贈り物をしたそうですが、この方が、2010年12月に「タイガーマスク運動」 (←リンクあり)を始めたようです。

施設長によると、30代後半の男性で、東京に本社がある企業に勤め、2年前に群馬県内に転勤してきたそうです。

 生い立ちは、九州出身で両親はなく、里親でもない人のもとで育ち、家庭環境は複雑で、小学校時代はランドセルも持てず、風呂敷に教材を入れて通ったそうです。伊達直人を名乗り、寄付を始めたのは、自分自身の幼少期の経験がきっかけのようです。

 

 施設長が昨年のクリスマスに贈り物を受け取った時のやりとりから、「初代タイガーマスク」と分かったようです。今年も児童相談所に、10万円分の商品券を贈ったそうです。

タイガーマスク運動をはじめ、こういった善意をするのはやはり、不遇なの子どもの気持ちがよく分かる人だったんだと納得しました。

 

 

群馬県高崎市の児童養護施設「フランシスコの町」に贈られたプレゼントと施設長
よしあきのブログ-元祖・伊達直人からの贈り物