今回から免疫力について5回連続で公開します。いずれも過去の記事からピックアップしたものです。
リラックスする時間や良い睡眠を取る時間を増やし、発酵食品や食物繊維を摂って腸の細菌バランスを整え、しょうがなど体を温めるものを摂って体を冷やさないようにすると免疫力が上がります。
この基本を押さえてたら、記事の内容が入ってきやすいと思います。
<2010年11月6日の記事の再掲>
免疫力を高めることは万病の予防につながるといえます。
以下は、免疫学の世界的権威である安保徹先生の記述を参考にしたものです。
【免疫力とは】
体内に侵入した細菌やウイルス、または体内で発生したガン細胞などの侵略から、体を守る仕組みのこと。そして、免疫力と腸内細菌は密接な関係にある。
【自律神経】
「交感神経」と「副交感神経」があり、イライラしたり怒ったりしているときは、交感神経優位で緊張状態だが、リラックスしたり、笑ったり、寝ているときは副交感神経優位になる。
ほとんどの病気は、過剰なストレス(交感神経)が長い間続いた場合に発症するのではないかと考えられている。
【低体温の人が気をつけること】
36~36.5℃をキープする。
食事の量を、腹八分から六分を心がけてみる。粗食は体調を整え、体温を上げる効果がある。
【玄米、食物繊維、発酵食が体によい理由】
玄米には、体に必要な酵素が多く含まれているだけでなく、食物繊維も含まれいて、食品まるごといただくには、最高の食べ物だといえる。
日本が世界有数の長寿国なのは、昔ながらの発酵食品を数多く食べていることが大きな理由と考えられている。
免疫力と腸内細菌は密接な関係にあり、免疫力の60%が腸管免疫力であることが明らかになっている。
【新型インフルエンザの予防】
適度な運動、食のバランス(日本食がお勧め)、ストレスを受けない、体を冷さない、睡眠を十分取ることや、食物繊維、発酵食、乳酸菌類を多めに食べるのもよい。
自律神経のバランスが、交感神経優位、あるいは副交感神経優位に偏らないようにし、体温を36℃台でキープすることが大切。
これは在籍していた学校の医学の先生からも学んだことですが、風邪などにかかったとき、熱をむやみやたらに下げない方がいいです。
体温が上がっているときは、免疫力も上がっていて、白血球が細菌やウイルスと戦っている証拠なんです。
38℃未満で解熱剤を飲むと逆効果で、治りが長引きます。
また、食生活も大きく関係します。子どもに人気のマクドナルドは体に悪いので、食べない方がいいです。
(マクドナルドのハンバーガーが有害なのは実証されています)
理想的なのは、無農薬有機栽培の米や野菜を食べることです。
腸内環境のために発酵食品を食べることが重要です。
大昔は冷蔵、冷凍などの保存技術がなかったので、日持ちする発酵食品は貴重な食糧だったと思いますが、それが免疫力にいい影響をもたらしていました。
日本の発酵食品は納豆が代表的ですが、漬け物、みそ、しょうゆも発酵食品です。伝統的な日本の朝食は、ほとんど発酵食品なのです。
食の欧米化で大腸がんが増えたことは、日本に昔からある発酵食品が免疫力を上げることを証明していると言えます。
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