<過去の記事の再掲>

 

アラフォー学生1年次に書いた心理学のビデオの感想文です。

レポートのようにきちんとしたものではありません。

 

 

【心理学ビデオ視聴感想文】

 「人はなぜ愛するのか?」に関するビデオを見た感想を、その内容とあわせて述べる。

 

 脳内の視床下部の内部に、感情の源であり、五感の情報が全て入力される扁桃体があり、対象の好き嫌いを判断している。

さらに、前頭葉まで延びているA10神経が通っている場所の細胞が、ドーパミンを放出し、レセプターで受け止めて、興奮し始め、快感・愛情が生じる。

その結果、自律神経から全身に恋愛特有の症状が出るという仕組みになっている。

 

 ビデオの中で、人を好きになるまでの脳のメカニズムが詳細に説明されているが、我々は普段、脳がどうなれば人を好きになるのかなど考えない。

自律神経は本人の意思とは関係のない不随意神経であり、意思で人を好きになるものではない事を再認識した。また、物の好き嫌いも同様である事を知った。

 

 つまり、人を好きになるというのは、理屈ではなく、自然に生じる現象なのである。

理由は分からないが人を好きになったり、気がついたらその人が好きだったり、というのが、意思で好きになっていない証拠であろう。

(追記:高校の入学式で一目惚れして3年間好きだったのはおかしくないことが証明された・笑)

 

 原始脳とも呼ばれている視床下部が、好き嫌いなど、本能的な判断をするのは、太古からある、生きていくための防衛反応の一種ではないだろうかと、番組を見て感じた。

 

 一方で、無意識にでる行動が、周囲に影響を与えることも分かった。

うつ病の母親をもつ赤ちゃんもやがてうつ病になった事例は、人間の無意識下での行動が、他の人間の無意識に影響を及ぼす証拠であり、無意識は自覚できないだけに、他者から指摘されない限り、防ぐのは不可能と言える

 

 良くも悪くも、人間が無意識下で行っている行動は、本能的な防衛反応であり、また、他の人間に強い影響を与えるものでもあるという事が分かった。

 

 

 

※画像はお借りしました