レスパイトケアとは、「障害を持つ方の日常的なケアからの一時的開放」と定義され、北米で発達し、欧米で広く行われている地域支援サービスの一つです。

 

日本でも、全国的に広がりつつあって、独自の制度化に至った自治体も少なくありません。

レスパイトとは、休息・息抜きなどを意味し、このサービスは、緊急時にも利用されますが、第一の目的は、障がいをもった方を日常的にケアしている家族などの介助者が、心身の充電をし、リフレッシュするために利用するものです。

障がいをもった方にとっても、家族以外の方とのふれあい、宿泊体験や余暇活動等を家族以外と行うことができるなど、生活の幅を広げる機会となります。

 

また、子ども福祉の面でも、レスパイトケアは養育者の気分転換や虐待防止に活用されます。

子どもを育てるのに、相談できる人が近くにいなかったり、1人で抱え込んでいたりする場合、里親制度を利用するなどして、養育者の休養を図っています。

 

レスパイトケアは、障がい者福祉、高齢者福祉、子ども福祉など、幅広い分野で行われています