実質24日間ある社会福祉実習のうち、この2日間は
地域密着型認知症対応型グループホームでの実習でした。
介護保険法により、グループホームは、1ユニット-5~9人と定められています。
経営面の関係で、たいていのグループホームが、1ユニット-9人です。
今回、実習した所は、2フロアにそれぞれ1ユニットずつ、2ユニット(18名)あります。
他の種別の施設(特別養護老人ホームや介護老人保健施設)は、
1フロア30~40名が入所しているけど、グループホームは少人数制だけあって、
個別の対応がしやすいのと、認知症対応型といっても、重度の方は入所できないという
特徴があります。
最近では、比較的、軽度の認知症の方は、地域密着型小規模多機能型施設を
利用するケースも増えてきています。グループホームより料金は割高です。
このサービスは、通所(通い)をメインとして、訪問介護、2~3日間施設に泊まるショートステイの
居宅サービス3本柱がミックスした形態をとっています。
見学しましたが、グループホームよりも少し小さめの建物です。
地域によっては、一般の家屋を利用している所もあるそうです。
現在、全国に165万人の認知症の方がいると推計されています。
団塊の世代が75歳前後になる2015年には、300万人に達すると言われています。
ちなみに、団塊の世代とは、昭和22年から24年に生まれた人々のことです。
2015年前後は、高齢者福祉にとって、大変な時代になるでしょう。