今朝の新聞記事より

 

 

 年間10万匹以上が殺処分されている捨て犬を聴導犬に育てる施設「あすなろ学校」が5月、横浜市旭区に開校した。犬の訓練を担当するのは引きこもりなどを経験し自立を目指す若者。1期生の20代の男性3人が、保護された犬3匹と共同生活を送りながら、トレーニングに励んでいる。

設立したのは聴導犬や盲導犬、介助犬の普及を図る日本補助犬協会(東京)と韓国サムスングループの日本法人日本サムスン(同)。盲導犬は国内に約1000匹いるが、聴導犬は十数匹と少ない。

協会は聴導犬を必要とする聴覚障害者を約1万人と推定。学校では年間10匹育成するのが目標だ。ニートや引きこもりを経験した若者の社会復帰の支援も目指す。

入学資格は、厚生労働省の委託事業「若者自立塾」などの自立支援団体の出身者で、犬と関連のある仕事を希望する人。

 

『産経新聞』 2008年6月21日付

 

<引用は以上>

 

 この記事を読んで、素晴らしいアイディアだと思いました。

2つの社会的ニーズを1つの活動として展開するという、このような発想が、今の福祉施策には必要ではないかと思います。