代表の石村です。
悪いことはタイミングを選ばずに起きるようです。
いや、どちらかと云うと、悪いことは続いて起きることが多いので、タイミングを選んでいるのかも知れません。
先月から厳しい運営状態の中で、医療費もずいぶん抑えていたというのに、FIP発症の猫が出てきてしまいました。
名前はポリンと云います。
3年前に交通事故で負傷猫として引取り、腰と尻尾の傷が癒えるのに長期間掛かってしまい、譲渡対象から外れていました。
その際、尻尾かポリンと折れていたのでポリンです。
下の記事内の、7月に預かった負傷猫がポリンです。
FIPは、初動が遅れると生存率が急激に下がりますので、症状が疑われた時点ですでに治療を開始していました。
福岡市の南に位置する那珂川市にある、FIP治療に長けた動物病院に通院しています。
その病院で治療開始して、検査結果が出たのが4日後で、FIPで間違いありませんでした。
今後、最低でも約3か月間、高額な治療代が掛かります。
先月からご無理をお願いして、応援をいただいている運営費です。
本当にこのタイミングで、皆さんには心の底から申しわけありませんが、FIPの治療に使わせていただきますことをご了承ください。
また、お願いばかりで本当に恐縮ですが、引続きお力添えをいただけますよう、どうかよろしくお願いいたします。
本当に、申しわけございません。
FIPは、これまで致死率100%で猫の不治の病と云われていました。
100匹の猫がいれば、年間1~2匹は発症する怖い病気で、例にもれず当会でも、これまでに十数頭は看取っています。
数年前から発症猫はいなかったのですが、今回のタイミングで久しく出てきてしまいました。
※以下の記事は、3年前、当初FIPを疑われた猫のために、一週間ほど投薬したことがありました。
検査結果はFIPではなく胃癌でした。
ランは手術の甲斐もなく、その後、他界してしまいました。
しかし、その時にFIPに対して迅速に対応してくださったNPO法人「ねこけん」さんに、今も大変感謝しております。
FIPのウエットタイプの症状は、元気消失し熱が出たり下がったり、腹水や胸水が溜ります。
それを抜きながらの対処療法のみで、その内、衰弱してみんな絶命してきました。
中には、抜いても抜いても溜まる胸水で、ほとんど窒息死のような子もいました。
ドライタイプに関しては、診断が間に合わなかった方が多いです。
可愛い我が子が弱っていく姿を見ながら、なんの手立ても無いことに、これまで何度も何度も、本当に悔しい想いをしてきました。
しかし数年前、新薬が数種類発見されて、投薬治療で治った猫たちの事例がネットに出てきました。
私たちにとっては、心から待ち望んでいた夢のような素晴らしい話しです。
今回はその薬の中から、1番安価ではありますが、1番エビデンスのある薬での治療をお願いしています。
しかし、安価といっても定期検査など含めると、一通りの治療が終わるまで普通に30万は掛かりそうな計算です。
治療薬の出端の頃は、100万~200万掛かるとも云われていましたので、それからすると、確かに安価ではあります。
そうしたこと以前に、これまでと同じく、諦めて死を待つことなど、とてもできません。
FIP発症の猫を救うことは、私たちの切なる願いでした。
ほとんどトラウマのような想いから、行動は一択しかありませんでした。
ポリンは、金曜日に病院で口内炎の治療をした後の、土日の二日間で急に呼吸が荒くなりました。
月曜日に病院で診てもらった時には胸水と腹水が沢山溜まっていました。
そのまま病院で、胸水を抜く処置をしてもらい、翌日火曜日には那珂川市の病院で薬を処方してもらい、投薬開始しました。
現在、投薬から約十日間ですが、胸水も腹水も無くなり、食欲も出ています。
以前の調子であったなら、すでに今頃は絶命しているところでした。
本当に信じられない夢のようなことが、目の前で起きています。
このまま治ってくれるなら、私たちの永年の悔やみが拭われます。
当会では初めての貴重な実例です。
今後の大牟田市のFIP発症猫たちが救われていきますように、経過を追ってご報告させていただきます。
以下はFIPについての説明動画です。
大変申しわけございませんが、当会の窮地に、応援をよろしくお願いいたします!!
心から恐縮ですが、どうかお願い申し上げます!!
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