監督:ペーテル・レバネ
出演:トム・プライアー オレグ・ザゴロドニー
ロシアの俳優セルゲイ・フェティソフによる回顧録「ロマンについての物語」を元に、冷戦時代のソ連占領下のエストニアを舞台に、2人の青年の秘められた愛を描いたラブストーリー。1970年代後半、役者志望の二等兵セルゲイは兵役を終えようとしていた。ある日、パイロット将校のロマンが配属され、写真という共通の趣味を持つ2人はひかれ合い恋に落ちるが、当時のソ連では同性愛は法的に禁じられており、発覚すれば厳しく処罰されていた。2人の関係を疑う上官は2人の身辺調査に乗り出す。
エストニア映画も、エストニアが舞台の映画も初めて見たのかもしれない。なのになぜか英語、それも訛りのある英語を話す。よくあるけど、違和感しか感じないんだよねー。パンフレット読んだら、ゲイの役ということでロシア人の俳優さん何人かに断られたのと、世界規模での公開には英語の方が都合がいいと判断したためらしい。
旧ソ連エストニアの空軍基地で知り合った男性2人の同性愛。なんとなく、「君の名前で僕を呼んで」を思い出させる。この映画以降、昔、同性愛が禁じられていたり、非難されていたりした時代の同性愛の悲劇を描いた作品が増えたような気がする。この作品の展開は何となく既視感があって、意外性がなかったような気がしたけど、実話に基づいているから仕方ないか。俳優2人が美しかった。超美形!!
☆☆☆(T)