監督:ロマン・ポランスキー

出演:エイドリアン・ブロディ トーマス・クレッチマン


 ナチスドイツ侵攻下のポーランドで生き延びた実在のユダヤ人ピアニスト、ウワディスワフ・シュピルマンの自伝を映画化。1939年、ナチスドイツがポーランドに侵攻すると、シュピルマン一家はゲットーに移住させられる。やがて何十万ものユダヤ人が強制収容所送りとなる中、奇跡的に難を逃れたシュピルマンは、必死に身を隠して生き延びることだけを考えていた。しかしある夜、ついにひとりのドイツ人将校に見つかってしまう。カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールの栄冠に輝き、米アカデミー賞でも監督賞、主演男優賞など計3部門で受賞を果たした。

 

 前に一度見たけど、リバイバル上映していたので見に行った。改めて数奇な運命を生き抜いた人だったね。何度か殺されそうな状況で、彼を助けた人がいる。それは彼の人柄、彼のピアニストとしての腕が理由だったのかもしれないけど、それ以上に運が大きいような気がする。それと、彼の「何としても生き抜く」という強い意志を感じた。あの時代を生き抜いたユダヤ人はそれだけでドラマになるのかもしれない。
☆☆☆☆(T)