監督:行定勲
出演:綾瀬はるか 長谷川博己
長浦京の同名小説を映画化したアクションサスペンス。大正末期の1924年。16歳からスパイ任務に従事し、3年間で57人の殺害に関与した経歴を持つ元敏腕スパイ小曽根百合は、今は東京の花街の銘酒屋で女将をしていた。ある時、消えた陸軍資金の鍵を握る少年慎太と出会ったことで、2人は陸軍の精鋭部隊から追われる身となる。
随分前に見た「グロリア」(1980)っていう映画を思い出した。ジーナ・ローランズ主演のハードボイルド作品。レオンの女性版って感じもある。綺麗でアクションバリバリの綾瀬はるかにぴったりの映画だと思った。ストーリーは単純で分かりやすく面白かったけど、その分ひねりや謎解きの部分はほとんどなかった。そして、肝心のアクションシーンにあまり迫力を感じなかった。終盤、霧の中で撃ち合うのは観客には何も見えないから、どれだけすごいのかも分からず。そして最後、百合はどれだけ撃たれても死なない。おかしくない?鎖骨の近くをナイフでかなり奥まで刺されたし、何発も銃弾受けたよね。最後、怪我の後遺症もなく無傷でけろっとしてたけど、どうなってるの?
☆☆☆(T)