監督:ジョー・ライト

出演:ピーター・ディンクレイジ ヘイリー・ベネット

 

 1897年の初演以降、世界中で映画化やミュージカル化されている不朽の名作「シラノ・ド・ベルジュラック」を映画化。17世紀のフランス。剣の腕前だけでなく、すぐれた詩を書く才能を持つ仏軍きっての騎士シラノは、自分の外見に自信が持てず、思いを寄せるロクサーヌに気持ちを告げられずにいた。彼の思いを知らないロクサーヌは、シラノと同じ隊のクリスチャンに惹かれ、シラノは2人の恋の仲立ちをすることに。愛する人の願いをかなえるため、シラノはクリスチャンに代わって、自身の思いを込めたラブレターをロクサーヌに書くことになるのだが……。

 

 ストーリー展開としては原作に近いのかな。ロクサーヌをめぐる三角関係とか、シラノがクリスチャンに代わって愛を囁くあたりしか知らなかった。その後、戦争に行ってかなり悲惨な結末になるのねー。でも、なぜ今この作品を映画化したのかな?しかも、シラノをでっかい鼻の醜男から小人に、クリスチャンも黒人になっていた。これも、今はやりのダイバーシティなんだよね。それは分かるけど、時代考証としてあり得ないと思うんだよね。逆に黒人の役を白人が演じても違和感があるだろうけど、そういう作品はあんまり無いよね。お話もあんまり楽しい部分がなくて、イマイチだった。
☆☆(T)