ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから | 3代目大村屋

3代目大村屋

映画・ダンス・旅行を中心に、日々感じた事を…

監督・脚本:ユーゴ・ジェラン

出演:フランソワ・シビル ジョセフィーヌ・ジャピ

 

 最愛の女性が自分のことを知らない、別の世界に迷い込んでしまった男性を描いたファンタジックラブストーリー。高校時代に出会い、結婚したラファエルとオリヴィア。人気SF作家として成功し、多忙なラファエルとピアノ教師のオリヴィアはすれ違いが続いていた。夫婦喧嘩をした翌日、ラファエルは見覚えのない部屋で目を覚ます。その世界では、ラファエルはしがない中学教師。一方、オリヴィアは人気ピアニストで、ラファエルのことを知らなかった。

 

 おしゃれなラブコメって感じだった。ある日起きたら、もう一つの世界にいて、結婚していた妻は、有名なピアニストになっていて、自分のことを知らない。何とか妻にアプローチして、もう一度よりを戻すべく奮闘する。まー、普通に面白かったんだけど、最後の最後に、元の世界に戻らないことを選んだのは、元の世界の妻よりもピアニストとして成功している現在の妻を応援したいって思ったのかな。そもそも、異次元の世界に来てしまった理由は、彼の推測でしかなく、元の世界に戻れる保証もなかったけどねー。最後はハッピーエンドで良かったのかな。
 

 でも、元々の世界で二人は冷めきっていたんだよね。妻はともかく、作家として成功した夫は忙しさで妻を顧みなくなっていたよねー。それでも、ああいう状況になって妻の大切さに改めて気付いたってとこか。何となくその辺が腑に落ちないが…。
☆☆☆(T)