監督:樋口尚文
出演:前田敦子 高良健吾 白洲迅

 日本人初のノーベル文学賞作家川端康成の作品群をモチーフに描いた青春群像ファンタジー。小学生の息子と暮らすシングルマザーの雪子。ある日、高校時代の同級生の訃報が届いた雪子は通夜の席に足を運ぶ。高校卒業から10年、久しぶりに顔を合わせた雪子と同級生たち。雪子たちが参列したその通夜は、これまで誰も体験したことのない奇想天外なお通夜だった。

 不思議な映画だったけど、まあまあ面白かった。ファンタジーっぽくもあり、コメディでもあり、最後はほろりとさせられて…。現実には、遺体を母校内であちこちに運んだり、遺体と添い寝するなんてありえないけど、それも含めて笑えたからいいのかな。前田敦子はやっぱり演技上手なのね。普通を普通っぽく演じるって結構難しいと思うんだけどね。
☆☆☆(T)