監督:ロブ・マーシャル
出演:エミリー・ブラント リン=マニュエル・ミランダ ベン・ウィショー

 1964年公開の名作「メリー・ポピンズ」の20年後を描いた続編。大恐慌時代のロンドン。バンクス家の長男マイケルは3人の子どもを持つ父親になり、父や祖父が働いていたロンドンの銀行で臨時の仕事に就いていた。しかし、妻を亡くしたばかりで家の中は荒れ放題。さらに、融資の返済期限切れで家まで失う大ピンチに陥ってしまう。そんな彼らの前に、あの「ほぼ完璧な魔法使い」メリー・ポピンズが風に乗って舞い降りてくる。

 楽しかったー。歌あり、ダンスあり、笑いあり、ロマンスあり…。エミリー・ブラント演じるメリーはツンとして一見お高くとまって見えるのに、なんだか愛情たっぷりで遊び心満載のキャラクターだった。だけど、最後、時計の針を戻すために煙突掃除屋のジャックが一生懸命はしごで上がっていって、あと少しって所で、メリーがふわっと飛んで助けるのはダメでしょー。最初からメリーがひとっ飛びすりゃあいいじゃんって思っちゃっよ。ジャックとジェーンのロマンスもいい感じだった。
☆☆☆(T)