監督・脚本:トム・フォード
出演:エイミー・アダムス ジェイク・ギレンホール マイケル・シャノン アーロン・テイラー=ジョンソン
 
 世界的ファッションデザイナーのトム・フォードが、2009年の「シングルマン」以来7年ぶりに手がけた監督第2作。米作家オースティン・ライトの小説「ミステリ原稿」を映画化したサスペンスドラマ。アートディーラーとして成功を収めているものの、夫との関係がうまくいかないスーザン。ある日、元夫のエドワードから謎めいた小説の原稿が送られてくる。原稿を読んだスーザンは、そこに書かれた不穏な物語に次第に不安を覚えていく。
 
 正直言って、よく分からなかった。不穏な雰囲気には引き込まれたし、ファッションデザイナーだけあって、色の使い方とかファッション、使われているアート作品などすごく綺麗でお洒落だとは思ったけどねー。小説に書かれていることはスーザンにとってそんなに衝撃なの?その理由が私にはよく分からなかった。映画評によると、自分から元夫を裏切って別れたけど、その元夫の小説が面白くて、彼の才能を信じてあげられなかったことへの後悔、切り捨てたものに復讐される、ということのようだけど。あるいは、小説の中で妻子は殺されるんだけど、それは暗に自分への復讐で、夫が殺人犯を殺して復讐する、つまり夫が裏切った自分の復讐を果たしてくれるということを描くことで復讐している、とか。そうなの?全然分からなかったわ。トム・フォード、もっと分かりやすく描いてくれよー。
☆☆☆(T)